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2008.05.13
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カテゴリ:読書

 

この指が、肌が、唇が。

一瞬を永遠にかえていく。

あなたの最期の人になる。

↑本の帯より。


娼年逝年、数日かけて続けて読みました。

娼年は、初めて読んだ時は「素晴らしい」と思ったけど、

2度目は少し色褪せてしまって、

「石田衣良キザすぎないかい?」

と引いてしまった部分も多々あれど、

最近はまってる江国香織女史の作品のように

思わず書き留めたくなるフレーズが

結構あって、

そういった活字ならでわに触れるのは

読書の醍醐味なんだと思う。

「そうそうこんな話だった」と

思い起こしながらするすると読み終え、

いよいよ逝年を読み始め。

続きを書いてくれてありがとう

と思う気持ちと

続き書いて欲しくなかったな

と思う気持ち。

今年30才になって

歳を重ねる怖さを身に沁みて感じているこの頃、

この作品に触れたことによって

歳を重ねるのも悪くないかもしれないと

思わせてもらえたから。

だから

全ての抗えない老いに恐れる女性には

是非とも読んで欲しい一冊。

そして

「女はやっぱ若い方がいいよ」

などとのたまう

あなたの身近にいる男性諸君にこそ

プレゼントしてあげると

読了後きっと優しくなること請け合いな

一冊ですw

 考えさせられる度:★★★★

泣ける度:★★★★

エッチ度:★★★★★

総評:★★★★☆

ちょっと泣けてしまいますた |ョェ・)






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Last updated  2008.05.13 19:30:40
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