品田知美の空中庭園

　Jリーグ開幕前の頂上対決、マリノスvsヴェルディに行って来た。ヴェルディースクールをとおして買ったファミリーチケットは格安でうれしい。受験生がいたから、家族４人で遊びに出かけるなんて久しぶりだ。サッカーだけは家族全員が共有できる貴重な趣味なのである。
　行きの電車にのると、周りの人がみなサッカーの話をしている。こんなに世の中にはサッカー好きがいるんだ、と思うとそれだけでうれしい。母親の世界ですごしていて何が悲しいって、サッカーに興味を持つ人が少ないことなのだ。娘もそれが寂しいのだろう、サッカースクールの友だちと話すのは格別に楽しいらしい。気持ちはよくわかる。
　さて、今日は家族全員が特に注目する選手が１人いる。エスパルスから移籍した戸田である。なにしろ、もと清水の監督はコーチになってるし、何かと関係が深い両チーム。前半は、ほとんどヴェルディがボールをキープしてつなぎまくる。でも、得点が奪えず。。。ホントにクリアーしないなあ。たまに、めちゃくちゃ近距離で（無用とも思える）パス回しするのでつい、笑ってしまう。横パスも多いぞ～。パス細かいぞ～、といいつつ、このスタイルにハマっている。パスをつなぐスタイルはエスパルスに似ているけど、一番違うのはサイド攻撃の比重が低いことかな。ヴェルディは、中央突破を優先して、クロスが少ない。
　後半になって、新加入のワシントンがゴール。うん、スタイリッシュにつないでるだけじゃなくって、ちゃんと力強いゴールも奪える今季ヴェルディなのね、と感激したのもつかのま、うかれた気分のスキをつかれて失点。あー、情けない。そしてなんと２失点目は、あの戸田がヘディングしたあと、ボールを見失ってしまったところを、奪われてつながってしまったゴール(-_-)。途中交代されてしまった。（たぶん。遠くてみえにくかったけど）ワシントンに比べて、なんたるデビューですか！わが子のプレーをみる時に近い気持ち。
　ところが、ここからが感動。なんとロスタイムに、あの手堅いマリノスに追いついてしまったではないか。PKになれば、あとは華麗なるテクニックを披露するだけ。５人それぞれが、心憎いシュートを決めて勝利。気持ちよくサッカーマガジンを手に、家路についた。
　そのなかに頭を悩ます記事を発見してしまった。Ｊリーガーには乙女座の選手＆9月生まれの選手が多いという。じつは、娘が乙女座で9月生まれ。２位以下は、４,５,６,７月と続いているという。成長の少し早い子が認められていく、これはわかりやすい。ところがなぜ、９月がダントツの１位？うーん、難しい宿題が出てしまった。