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品田知美の空中庭園

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Ayami0719

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 毎日暑くて外を歩いているだけでも苦しいのに、90分もあの湿度と温度のなかで走り回っていた選手たちには、まず脱帽。ときどき蒸し風呂体育館フットサルで疲弊してるので、体感的に反応してしまう。あー、とにかくお疲れ様でした。
 とはいっても、テレビの前の1サポーターとしては、この3戦がすっきりしない。毎日さわやかな気分で寝られず、ビールもおいしく飲めなかった。少なからず、家族の不和にも寄与している?気がする。なぜだろう。なでしこの試合は、こんなはずじゃなかったのに。攻めているのに1点がとれない、というこのイライラ感は日本「男子」代表の専売特許ではなかったのか~。
 相手がみんな強かった。それは確かだろう。韓国も意外にうまい選手が多かった。アジアの女子サッカー水準は、確実に上昇している。これだけの試合を近隣とできる環境は、めぐまれているともいえる。いまでも、技術だけをとってみれば日本はトップレベルだろう。フィジカルだってそこまで見劣りしなかった。どこかのコラムで「フィジカル」の問題といっていたところがあったが、あまり同意しない。
 じゃあ、何が敗因なのだろうか?私は大橋監督による選手の抜擢と采配、戦術の大幅な変更がうまく機能していないように感じた。9ヶ月準備してきてこれでは、はっきりいって失敗ではないだろうか。
 オリンピックで北朝鮮を破り、出場したことで、日本女子代表は「弱者」の戦いを捨てた。繰り返し大橋監督が語るように、相手の良さを消す戦いではなくて、日本のよさを出していく堂々とした戦いをするようになったのだ。もちろん、その方針はつらぬいて欲しい。
 でも、彼が作ろうとしているチームのイメージが先にありすぎて、選手たちがついていけてないように思う。大橋監督になって選手の大型化が進んでいる。さきのオリンピックで大きくて、なるべく競り負けない選手を入れて、個人の力でも局面を打開できるようにしないと、世界の上位には入れない、という反省があったのだろう。だが、北朝鮮はクロスを放り込んでくる単調なサッカーから完全に脱却してしまい、多彩な攻めを増やしてきた。
 これまで「弱い」選手の集積だということになっていたからこそお家芸としてきた、寄せては返す波のような連動性が重視されなくなった。サイドの上がりが少なくて単調だ。川上をレギュラーから外しているのに、「サイドからもっと攻めろ」というコメントを出している理由もよくわからない。彼女のような精度のクロスがあったらずいぶんちがっただろう、と思う場面が何度もあった。
 安藤は、サイドの選手としては物足りない。宇津木はよかった。彼女がこれから成長するのを期待したい。澤はキープする選手でないので、前でタメがつくれず、サイドがあがれない。センターバックの2人は、ラインコントロールが深すぎる。足下に自信がないからずるずる下がる。コンパクトにならないから、澤が生かせない。彼女をうまく生かすには1.5列目あたりの位置でプレーできるようにしなくては。矢野は一人で、「大学サッカー」をやっている。永里はもうちょっとうまくなってほしい。現代表なら、チームとしてのまとまりからいってベレーザで出た方が強いんじゃないか。
 そして、決定力。失いものがない時には無心で割ることができたゴール。背負うものが増えてしまったなでしこたちには、男子代表と同じ重圧による力みが入ってしまったのかもしれない。それをあおる、テレ朝の過剰な感情のおしつけが繰り返される報道が不快だった。注目されるということの天国と地獄を、彼女たちは存分に味わっているだろう。ここは、たぶん一人無心でゴールにむかえる荒川の復帰に期待するしかないかな。





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Last updated  2005/08/07 01:52:33 AM
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