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品田知美の空中庭園

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Ayami0719

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カテゴリ:ニュース
 このところお金にまつわるニュースが引きも切らない。そんな中で最近、2つの記事で取り上げられていた3兆円超という金額に目がとまった。1つめはわが職にかかわる全ての私立大学の年間支出金額。もう1つはオレオレ詐欺やネット架空取引その他の消費者被害による経済損失の金額である。3兆円というお金がどの程度のものかは私の感覚で理解できる範囲を超えている。でもこの2つが同じ程度と知って正直にいって落胆している。私立大学ってそんなにささやかな産業規模だったのか。全国民にならすと1人当たり2万3千円。GDPでいうと0.7%だそうである。まあ逆に消費者被害が甚大であるというニュースではあったのだけれど。
 そこで、ほかに最近話題になった3兆円という金額を調べてみたら、いろいろとみつかった。直近でいうと資金繰りが悪化した中小企業のための緊急信用補償費用、メタボ関連ビジネスの規模、埋蔵金、アメリカ自動車会社ビッグ3の再建費用、サウジアラビアにおける喫煙による健康被害総額、フランスの景気対策予算、、、。お金の価値というものはどうもよくわからない。ますます大学業界はふけばとぶような産業規模のようにも思える。いいんだろうか、それで。
 教育業界は不景気がただちに及んでくるタイプの産業でないとはいっても、子どもの学費が出せなくなる親はかなりいるだろう。ますます確実に職につながる大学教育への期待も高まるはずだ。けれどそうやって目先に追われ続けてきた結果、社会がジリ貧になっている気がする。教育、妊産婦や小児医療、介護(3%報酬が切り上げられるとはいっても)など、人手がかかりもうからない業界で問題が噴出している。人は霞を食っては生きられないし奉仕の精神に頼るにも限界がある。
 「モノづくり」は大事な日本の産業だが、この際、「ヒトづくり」という目にみえて形に残りにくい産業にも十分なお金がまわっていく仕組みへの変化を期待したいところだ。
 






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Last updated  2008/12/29 01:07:39 AM
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