☆ベトナム紀行☆ムイネー
5日目の朝、ガーコ夫妻は急遽、ベトナムのビーチエリアへ行ってみることにしました。 ホーチミンからムイネーまでは、長距離バス($7)で5時間ぐらいかかります。 日帰りだと慌ただしいので、ビーチ沿いのリゾートホテルを予約しました。 宿泊ホテルの木の下では、ウグイスやスズメがあちこちでさえずり、 カゴの中の鳥は、修行僧のような声で何やら念仏らしきものを唱えていました。 ホーチミンの喧騒とはかけ離れた、リゾート地ならではの光景です。 ガーコ夫妻はホテルに到着するやいなや、お目当てのジープツアーへ出かけました。 雨季の真っ最中ということもあって、時折、雨がパラついていました。 Fishing Village周辺では、車道が牛の群れに占領されていましたが、 うしろを振り向いたり、道を譲ろうとする気配はこれっぽっちも見受けられませんでした。 無事『妖精の渓流』に到着すると、ガーコは迷わずサンダルを脱ぎ捨てました。 ここから先は、裸足の渓流ウォーキングが思う存分楽しめます 足元を流れるやわらかい水の感触が、えも言われぬ心地良さでした。 BUT。。。 中国人の観光客らがワイワイガヤガヤと傍らを通り過ぎた途端、 ダーリンは、いきなり大声で叫び始めました。 『Senkaku Islands are Japanese territory 』 そして、韓国人カップルとのすれ違いざまには、彼らの耳元でこう囁いたのです。 『 Takeshima is Japan...(・ノ(¬¬;)コショコショ 』 身の危険を感じたガーコが、他人のフリをして歩き始めたことは言うまでもありません お散歩の途中、イミューを見かけたので、何か?と思いきや。。。 イミュー・ライディングの体験コーナーになっていました イミューって、実は力持ちだったんですね… 乗りたい衝動には駆られましたが、振り落とされそうなので、やめておきました。 しばらく歩いたところで、ムイネー版ミニグランドキャニオンが見えてきました。 この先には滝があるらしいのですが、30分程度のお散歩で引き返して、 今度は白砂の砂丘へ向かうことにしました ムイネーはビーチリゾートとして人気の町ですが、 赤、白、黄色の砂丘があることでも有名です スライダーシートで、丘のてっぺんから滑り下りたり、砂の上を専用車で走ったりして、 誰もが各々の遊びを楽しんでいました。ダーリンの場合は、体重が重すぎてシートが 白砂の中に埋もれてしまい、ちっとも思うように滑れなかったようです…(笑) 砂丘の周りは、青々とした蓮池で囲まれていました。 蓮花茶は、ベトナム女性の間で「伝統の美肌茶」として親しまれていて、 ダイエットにも効果的だそうです。ガーコもお土産用に買い込みました この後、再びジープに乗り込んで、黄色の砂丘へと向かいました。 だいぶ日が暮れてきたので、ここは5分足らずで引き揚げました。 ホテルに帰ってくると、辺りはすっかり暗くなっていました。 いよいよ、待ちに待ったディナータイムです 私達は、通り沿いで一番賑わっていそうなレストランに足を踏み入れました。 そこで出迎えてくれた店員さんが、ロシア語のメニューを差し出しました。 最初のページをめくったダーリンは、みるみる表情をこわばらせて、こう呟きました。 Not only Senkaku and Takeshima island, but Hoppouryoudo is also Japanese territory, isn't it...? (ーー) (尖閣諸島や竹島だけじゃなくって、北方領土も日本の領土なんだよな…?) ガーコは、慌てて店員さんを呼んで、英語のメニューと交換して貰いました ε=( ̄。 ̄;A フゥ… そのメニューの中にはギョッとするような料理が、いくつかありました。 カエルの唐揚げ(約250円)なんて、一体誰が食べるんでしょうか ガーコ夫妻が注文したのは、もちろん普通のベトナム料理です。 一品が300円前後で、日本のレストランとは比べ物にならない安さでした…