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Apr 3, 2009
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カテゴリ:アニメ
 

このところ、レ○コネタが続いていたので、どうしたものかと自問しておりました。

ここいらで、オ○クの本領発揮といきたいと思います。

オーディナリーな感覚をお持ちの皆さまには恐縮です。

今回は、オタクの社会的認知度向上委員会設立準備会代表世話人が書きますので悪しからずご容赦ください(^ ^;)

では、参ります。

今日のお題は『ガンダムOO』です!




 
日曜に『機動戦士ガンダムOO(ダブルオー)』の放送が終わりました。

ちゃんと半年間お付き合いできたのは何よりでした(日曜の夕方って、難しい時間帯ですよね)。

Gyaoの配信がなかったら、とぎれていたかも知れません。

とりあえずよかったです。




さて、中身について見ていきましょう。

何となく見えていたエンディングだったような気もしますが、他の幕引きの仕方を考えるのは難しい展開だったかも。

クライマックスの盛り上がり方は、やはりファーストシーズンには叶わないものですね。

「2」の宿命ということかも知れません。


まあ、あたしの場合はどうしても「ガンダム」というとあのガンダム(いわゆる一年戦争~)になってしまうので……。

いけないんですけど、やはり強烈だったのだけに抜け出せないです。

その視点でいくつか思ったことを書いてみます。

くれぐれも、個人的な感想ということでお願いします。




・独立治安維持部隊(アロウズ)

いい設定でしたね~。

個人的にはこういう組織は大好きです、いろいろやってくれるので。

でも、活かし切れなかった感は否めないかな。

これはどうしたってあたしなんかからすると「ティターンズ」なんですよね~。

全地球規模で統一された政治体制の確立。

軍部の一組織の突出と暴走、そしてある種の専制。

反政府組織(ここではカタロン)の活動。

という感じで、条件は揃ってたんですけど……。

一番の盛り上がりは、何といっても#15「反抗の凱歌」から#16「悲劇への序章」を経て#17「散りゆく光の中で」にいたる3話ですね。

アロウズの暴虐ぶりや、ここに極まれり、という感じで、見ていて目が離せませんでした!

こんなシナリオを書くとは、すごいな~と感心したものです。

ぶっちゃけ、ここが話の本質でもよかった感じすらします(前時代的だけど)。

それじゃあ、新しいガンダムではなくなっちゃいますね(イカンイカン)。

惜しむらくは、ここ=アロウズにキーになるキャラがいなかったことでしょう。

かつてのティターンズには、ジャミトフ・ハイマンを頭に、バスク・オム、ジャマイカン・ダニンガン、そして、ジェリドくんたちといった強烈なキャラがそれこそ沢山いたわけで、非常に楽しませてくれました。

今回はというと……

思い浮かびません。

強いていうなら、アンドレイ・スミルノフかな~(う~~ん、弱い)。

イノベイターも絡んでましたが、いつもリボンズがソファに座って、訳知り顔でいるだけ、という感じでした。

シロッコ(ティターンズじゃないっけ)みたいな強烈な奴にご登場いただきたかったですね~。





・イノベイター

これまたいい設定なんですが、活かし切れなかった感じです。

すでにガンダムには「ニュータイプ」がいました。

どうしたって比較しちゃいますね。

イノベイターの存在意義、ティエリアはわかったみたいですが、あたしはついにわかりませんでした。

リボンズはいったい何だったんだろうって。

そして、完全体、じゃなかった「純粋種」ですね。

人の中から出でし新たなる存在、というのが見切れませんでしたが、これはあたしの力不足でしょうか?

刹那はイノベイターの純粋種としてどうなっていくのか、というのが「劇場版」のテーマなのかな?




・ミスターブシドー(グラハム・エーカー)

いいキャラでしたが、やはりもったいなかったです。

刹那のライバルなのかと思ったら、いつの間にかどこかに行っちゃって(って、負けちゃって)。

最後はやはりカタギリのところに戻ってきたんですね~。

ガンダムと戦うことだけ、という描き方よりも、フラッグの仲間の復讐という感情をもっと前面に出してもよかったんじゃないかな~。

主人公よりも劣るマシンを操っての戦いは、判官贔屓な日本人には共感を得られると思うのですが、そうならなかったのは、「戦い」に拘ることに終始してしまったからじゃないかな。

全体の話の流れから、完全に置いていかれてしまいました。

それでもいいケースもありますが、それは余程強烈なキャラクターでないとこなせないかも。

このキャラとダブルのは、『ダンバイン』の黒騎士(バーン・バニングス)かな~。

でも、バーン・バニングスの場合は、ショウ・ザマとの戦いだけに固執したわけじゃなかったですね。

ちゃんと物語の一部分をしっかり担っていました。

その違いは大きいですね。

う~ん、残念。




・シーズンをとおして

概して非常に面白かったです!

ただ、キャラクターもいい感じだったし、時代設定、背景の描き方なども面白かっただけに、ちょっと残念に感じられてしまう部分が目立っちゃったのかもしれません。

だって、太陽炉とか、軌道エレベーターなんて、たまらない設定ですよね~。

よく考えたなと感心しきりです。



それだけに、話の持って行き方が、途中で「揺れちゃった」ように感じました。

つまり、innovation (革新、って意味でいいかな?)またはinnovator(イノベイター)なのか、それともソレスタル・ビーイング(戦争、紛争の意味)なのか、ということです。

単純なことしか理解できないので、このどちらかにしてほしかったな~(爆)

初代のガンダムでは、人類の革新と戦争とをセットで語っていたわけです。

ニュータイプは人と人とがわかり合えるという可能性を示したということで、デスね。

しかし、イノベイターはそのような存在なのかというと、ちょっと違いますね(たぶん)。

ファーストシーズンとセカンドシーズンを足すと実に50話もの長編だったわけです。

これって、ガンダム(一年戦争)の43話を超えてます。

時間はあったと思うのですが、設定が複雑すぎたということなのかも。


ファーストでは、3つの勢力の対立構造から、争いをなくすというイオリアの計画に基づくソレスタルビーイングノ活動を


セカンドでは、統一なった人類を導きし高位なる存在のイノベイター:リボンズの野望(?)を



ってことだったのでしょうか。

ことほとさように、2つのシーズンをとおして描きたかったことが、イマイチ見えづらかった気がしました。

1st、2ndを貫くのは、やはりイオリア・シュヘンベルグの描いた計画なんでしょうね。

それを見切れませんでした(力及ばずデス~)

あたまが硬くなったかな?(歳とったな~)

最終話でその辺が見えてくるかと思ったら………。

結局、見ていたあたしの理解力不足ってことかな(爆)



ファーストのクライマックスの盛り上がりに比べると、セカンドは落ち着きすぎた感じで、ちょっと拍子抜けしちゃいました。

先ほども書きましたが「きれいな」終わり方ではありましたね。

個人的に期待していたロックオンは影が薄かったし、ハレルヤは最後にようやく出てきただけだったし(このキャラが大好きだったので残念、くれぐれもアレルヤじゃありませんよ)……

そういえば、超兵ってどこかにいっちゃいましたね~。

宇宙世紀的には「強化人間」に当たるのかな(おぉ~っ、懐かしのフラナガン機関~、じゃなかったムラサメ研ですね)。

ハレルヤの切れっぷりが大好きだったんです~(爆)



おっと、もとにもどして…

ガンダムマイスターという言葉は、セカンドでは語られなくなったかな~、と思っていたら、最後にロックオンが言い出したりしてました。

連邦政府はアロウズの批判をして、新しいリーダーを迎えて丸く収まっちゃったし(反政府勢力はあれで納得したんかい?)。

そして、何より………

イノベイターの純粋種である刹那は、最後には普通の人になってた(ような気がする)し……(純粋種としての悩みみたいなものはないの?)。

結局……






大団円じゃんε- ( ̄、 ̄A) フゥー
(或る意味ほっとはするけど)

エンディングを見る限り、ソレスタル・ビーイングの活動はまだまだ続くんでしょうね(まあ、有史以来、争いがなくなった試しはないわけで、その意味では当たり前でしょうか)。

10年には劇場版が公開されるということなので、それで完結なのかな。

そこでいろいろハッキリしたら嬉しいですね。

特にイノベイターの存在とソレスタル・ビーイングの行方を教えてほしいです。

楽しみにしたいと思います。




世の中多様ですから、皆さんいろいろなお考えやお感じになったことがあると思います。

ここに書いたのはあくまでもその中のひとつ=個人的な鑑賞後の所感、であって、議論の素材ではありませんことをご了解くださいませ。





ことここに至り、以降の関心はというと、

新しいガンダムはあるのか?

ということでしょうか。

富野氏はやる気はないみたいなインタビューも読みましたが、30年目だし、何かしてもいいかも、って思ってるのはあたしだけでしょうか?

期待したいな~(^ ^;)




自分で書いてていうのも何ですが、相変わらず諄いですね~。

その割に何いいたいのかわからないという感じで……

スミマセンm(_ _)m



ではまた!
 
 





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Last updated  Apr 3, 2009 12:33:19 AM
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