テーマ:スイーツ★スイーツ(13276)
カテゴリ:パティシエのお菓子
2009年新宿のサロン・デュ・ショコラの会場で限定販売されていたサロン・ド・テ・スリジェの和泉光一シェフのチョコレートケーキを、三種類購入しました。
その中には、2年に1回アメリカで行われるお菓子のワールドカップ WPTC(World Pastry Team Championship)の昨年の大会の時に チームJAPAN が作ったプチガトーやアントルメを、販売できる形に変化させたものが含まれていたんですよ~ 和泉シェフの『オール』(ORE) 630円 『オール』は、WPTC2008のプチ・ガトーとして使われたものをほぼ再現。 (WPTCでは直方体) 見た目はオレンジとキャラメル?かと思うと、全く違った内容でした。 下から順に、底にビスキュイショコラ ザクザクッとした食感のものを散らし アプリコットとパッションを組み合わせたクレーム アプリコットのソテーを重ね その回りにはミルクチョコレートとアーモンドのプラリネのクレーム 更にトップには綺麗なオレンジ色のアプリコットのジュレ 周りにはピストレ。ショコラのマカロンを貼り付けて完成 2009年1月20日 『オール』 一つのサイズがけっこう大きい!と思いましたが、フルーツやクレームの部分が多く、意外にパクパクッと一気に食べてしまいました。 クレームが多いといっても底の生地が重めですので、全体に感じるのは「ふんわり軽~い」ではなく「しっかり」。 アプリコットの酸味が中心で存在感を主張し、さわやかでフルーティな印象。 その中で、クルスティヤンのザクッという食感がアクセントに。 底の生地がぎゅっと詰まった苦いねっとり系で、食べ終わった時にクレームが溶けて消えた後も最後まで口に残るため、ミルクチョコレートを使っているのにこのプチガトーは子どもにはちょっと無理かも?と思うような大人の味わい。 プレビューの時に購入し、家に持ち帰ってから食べましたが、マカロンは湿気ってはいなくてちゃんとパリッと割れて中はもっちり。 このマカロンの色がまた美しい~。 アプリコットもパッションもアーモンドも、食べたことのある味の組み合わせなのに、全部を一度に上から下まで口にすると、「酸っぱい・フルーティー・バニラの甘さ・苦み・ザクザク」。 とても新鮮な思いでいただきました ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ 次の『プティ・ミラージュ』は、同じくWPTC2008のアントルメ 『ミラージュ』として横長に作られていたものを、小さく作りなおしたもの。 和泉シェフの『プティ・ミラージュ』 630円 mirage=蜃気楼、幻影 下から順に ヘーゼルナッツのビスキュイ ザクザクとした食感のナッツ ショコラとオレンジのクレーム 酸味のあるフルーツとオレンジのクレーム ミルクチョコレートのムース グラサージュ 大会後に日本で披露された「WPTC2008 記念講習会」に参加され、実際にアントルメの『ミラージュ』を召し上がった知人の話によると、世界大会の時には、この構成はなんと13層! サロン・デュ・ショコラで販売されたのは、多層構造ではなく一種類ずつの組み合わせになっていましたので、同じ素材を使ってはいても大会の時のものとはかなり印象が違ったといいます。 販売する数を作る手間、持ち帰るまでの時間、運びやすさ等々、いろいろ考慮の上、この形に変更になったのでしょう。 ※原型のアントルメ『ミラージュ』は、昨年のクリスマス時期に20台か30台か限定で、サロン・ド・テ・スリジェで販売されたそうです。 それを買われた人は、まさに世界大会総合2位のケーキを 手にしたラッキーな人たちですね☆ 底はサクッとしたタルト生地かな?と思いましたが、モッチリ感のあるナッティーな生地でした。 酸味のきいたオレンジのクレームが目の覚めるようなお味で、美味しくいただきました♪ サイズはやや大きめ。 ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ こちらはオリジナルの『モン・ルー』。 『モン・ルー』 630円 見ただけで、ミルクチョコレート、キャラメル、ナッツの組み合わせとわかる親切なデザイン。 底にはサブレショコラ、 ダックワーズショコラ ザクザクっとした食感のアーモンド ミルクチョコレートのムース ソースキャラメル ふわっと軽いかと思うと、フォークを入れた時には意外としっかりとした手ごたえ。 甘くない!大人チョコ。 これを食べたのは買った翌日になってしまったのですが、一日おいても底生地は軽くサクッとしていて、いい感じの食感を保っていました。 最初の一口目を食べた時には甘さを感じることがなかったのであれっ?と思ったところ、真中までいくと絶妙に甘く苦いキャラメルの部分にたどりつき、全体のバランスにカッチリと焦点があったような感じ ミルクチョコレートとキャラメルの組み合わせなのに甘・甘にならない所がすごいですね。 生地のサクサク感と中のナッツが脇にまわってチョコレートを引き立てます。 最後に上のホールアーモンドがガリッと口の中ではじけてナッツの香りが広がった所にキャラメルがからまると、「ナッツとキャラメルってあうわ~♪」と、改めて幸せな気持ちに。 このケーキ、かなり好き この三つのケーキはサロン・デュ・ショコラ限定のものですが、お店に行かれるとまだまだ魅力的なケーキがたくさん並びます。 バレンタインに向け、チョコレートケーキも食べたくなってきますね。 2009年1月20日 サロン・デュ・ショコラ プレビュー会場にて 和泉光一シェフ ※写真は全て掲載許可をいただいています サロン・ド・テ・スリジェ(フランス菓子スリジェ) 調布市小島町1-35-8 042-487-0675 営業時間 10:00~21:00 定休日 水曜日 和泉シェフのケーキはお持ち帰りのみ(イートイン席なし) ※和泉シェフは2009年春にスリジェから独立されます チョコレートケーキが食べたくなってきました!と思われたら ↓を押して応援して下さいね☆ いつもクリックありがとうございます♪ よろしくお願いしま~す。 ↓ ↓ ガレットのお菓子日記 Home ベルギー・フランス 夏のショコラとお菓子の旅 2008 もくじ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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