夏になると店頭に華やぐ
グラスデザート。
ヴェリーヌ、
ヴェリンヌ、
ベリーヌなどの単語が去年の夏頃から特に目につくようになってきましたね
流行の発端は
ピエール・エルメのグラスデザートからとも言われています。
プティガトーは、普通お持ち帰りを考え、ある程度の強度が必要ですが、グラスデザートはかなりゆるめでも大丈夫。
お菓子の可能性が一気に広がりますね。
そんな夏のイメージが強いグラスデザートですが、ひそかに進化を遂げ、他の季節でも存在感を示しつつありますよ~。
サロン・ド・テ・スリジェ(洋菓子スリジェ) 『
ベリーヌ プランタン』
(数量限定) 525円
printemps=春
苺とパッションフルーツのクレームはあっさりした食感。
苺味がふんわりと香り、パッションフルーツは酸味はあるものの酸っぱすぎるということはないので、食べやすい爽やかさ。
ちょっと口の中に何かがあたる…?シャキシャキッ??
あ、ココナッツだ!
中にはココナッツのダックワーズが潜んでいました♪
上に苺・ブルーベリー、ラズベリー、黒すぐりが飾られ、粉糖でお化粧。やわらかな春そのもの印象です。
和泉シェフがスリジェを退社される前に行われた
アントルメの会の帰りがけに、お土産に買って持ち帰ったのがこの二品。
斬新な色使いやデコレーション、クラシックなバタークリームの薔薇、小ぶりでぎゅっとおいしさが詰まったタルトなどをさんざん堪能した後ですが、どうしても食べたかったの~
サロン・ド・テ・スリジェ(洋菓子スリジェ) 『
ベリーヌ オートンヌ』
(数量限定) 525円
automne=秋
冷凍技術の大いなる進化により、栗のお菓子が春にも楽しめるようになりました。
(宝塚歌劇の歌にもあるように)“花と紅葉が一度に見える♪”状態。
和栗のクリームがたっぷりですよ~~
マロンのババロワのアクセントにはキャラメルが。中にはグリオットチェリーも入って単調にならないように工夫がこらされています。
まずは半分だけ食べて、あとは翌日に…なんて思ったのですが、気づくと完食。うぅぅ
絶対食べすぎだ。
ベリーヌを二つ並べてみると、楽しい目の錯覚が。
どちらもφ4.7cm×8cmの器ですが、春の方がスリムで、秋の方が背が低く見えますねー。
フルーツの飾り方や色合いによって違って見えるのが面白い!
今までこのブログでご紹介したグラスデザートは
・
デフェール 安食シェフ(当時)の 『
ちゅらうみ』
・
エコール・クリオロ サントスシェフの 『
ジュレライチ』
・
ドゥ・パティスリー・カフェ 菅又シェフの
『
ヴェリンヌ・ジョンヌ、ヴェリンヌ・デュック』
・
帝国ホテル ガルガンチュワ 望月シェフの
びっくりグラスデザート『
サバラン』
グラスデザートは今後更なる進化をとげそうですね
『
一流シェフのとっておきカップデザート』
安食シェフ、和泉シェフ、奥田シェフ、マドレーヌシェフ他 8人共著
カップデザートの発展。それにはどんなデザインの可能性が?…世界を見てみましょう。
世界パティスリー2009 各国が提案するグラスデザート
(φ3.8cm×高さ8.5cmの細長グラス使用) 国名ABC順
オーストラリア 中国 フランス イタリア
日本 マレーシア シンガポール U.S.A.
グラスの中の小さな世界に、様々なデザインが生まれそうですね☆
ヴェリーヌ(ベリーヌ)とは?
『
料理通信』の編集長で『
東京手みやげ逸品お菓子』の著者、
君島佐和子氏が、「
TRIPPA通信」に、その詳しい解説を。
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