テーマ:食べ物あれこれ(50350)
カテゴリ:パティシエのお菓子
「もう、今まで作っていた苺ジャムとぜんぜん違う!コンフィチュールはぜんぜん違うんです!!」と、興奮の面持ちで語るのは、愛媛県から表参道へ
“あまおとめコンフィチュールお披露目会”のためにいらした西予市宇和町「JAひがしうわ」の生産者の方。 心をこめて育てた大粒の苺 あまおとめ を使って手作りした2種類のコンフィチュールのお披露目会にお招きいただきました。 あまおとめ は「とちおとめ」と「さがほのか」の交配によって平成13年に誕生した苺。 真っ赤ではなく淡い紅色と香りのよさが特徴。 まずは一目見て、その大きさに驚かされます。のちほど試食しますが、3口サイズでした 携帯と並べてみると大きさがわかります~? 会場に展示されていた苺が、あまりにもつややかで美しいので、「…本物?」と疑って、こっそりと優しく指先でそ~~~っと…触りたくなるのをこらえて、ぐっと近寄ってみると、香りがします。 まぎれもなく生の苺! このサイズでこの瑞々しい美しさに、まず食べる前に感激♪ あまおとめコンフィチュール 瓶を開けると、苺の粒がごろごろっと入っているのが見えます。フレッシュ感たっぷり。 今回お披露目されたのは、大粒の苺と淡い色合いを大切に作られた『つぶより苺』と、地元産の「夕しぼり」を使用したミルクコンフィチュールとあわせた『いちごみるく』の2種。 「夕しぼり」牛乳 牛が動きまわった後の夕方に乳をしぼった方が味が濃くなる(乳脂肪分や無脂乳固形分の数値が高くなる)という考え方で作られた牛乳。 県内4軒の酪農家の牛乳に限定。24時間以内に殺菌パック詰め。 あまおとめコンフィチュール 『つぶより苺』『いちごみるく』 ※容器は変更になる可能性もあり、仮のものです 「きれいに2層になった時には、努力した甲斐があった~!と。何回も、何回もやった甲斐があった!」と、何度も繰り返す生産者の方。 普段、お店に並んでいるコンフィチュールを何気なく買っていますが、こうして実際に苺を育て、コンフィチュールを手作りする方の生の声を聞くことのできる機会は、とっても貴重です。 「アクをとるのがたいへんでした~」というお話には同感。 苺のコンフィチュールを作る時には、アクが次から次へと出てきますものね。 今回のコンフィチュールは、3日間かけて作り、何度も何度も丁寧に丁寧にアクをとるのが特徴です。 『あまおとめコンフィチュール』の生産者 JAひがしうわ農産加工部会の皆さん でも、ジャムとコンフィチュールって、同じものでは? 数年前にフランスの“コンフィチュールの妖精”クリスティーヌ・フェルベールさんが作る「糖度が少なく日持ちがしない、浅炊きでフレッシュ感が残るコンフィチュール」が日本に紹介されて以来、コンフィチュールの大ブームが起こったのは記憶に新しい所ですね。 「ジャムは英語、コンフィチュールはフランス語で同じもの」と言ってしまうとそれで終わりですが、保存を優先して砂糖を多く使い、長時間煮て作るものが従来のジャム、フェルベール方式のもので新しい素材を色々と組み合わせて新しい展開をみせているものがコンフィチュールと考えることもできます。 ジャム=コンフィチュールとして使われることもあり、↑のように区別して使われることもありますので、柔軟にお考え下さいね。 この方々は、今までは大きな道具で大量にぐつぐつと一気に煮あげてジャムを作り販売されていましたが、今回作ったものは製法も目的も全く異なるコンフィチュールだった、ということです。 では、この あまおとめコンフィチュール を支え、指導し、完成させることに大きな役割を果たしたキーパーソンは誰か? じゃ~ん! それは、このブログでも何度も登場されておなじみの、愛媛県出身パティシエ 和泉光一シェフと、「幸せのケーキ共和国」主宰のスイーツジャーナリスト平岩理緒さん なんと力強いタッグなのでしょう。 ということで、このコンフィチュールお披露目会は、その魅力をお二人に説明・作り方実演をしていただきながら進んでいきます。 後半へ続きます 苺がゴロゴロ♪と思われたら ↓を押して応援して下さいね。 いつもクリックありがとうございます♪ こちらも↑クリックしていただけると嬉しいです 一日一回カウントされます。よろしくお願いしま~す。 ガレットのお菓子日記 Home へ 食べログへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[パティシエのお菓子] カテゴリの最新記事
|
|