テーマ:●食べた物の画像♪(86536)
カテゴリ:パティシエのお菓子
美しく変身した成城学園前駅の改札を出て北西に1分と歩かないうちに、
成城アルプスのお店が現れます。 雨模様の寒い日の午後3時過ぎ、到着した時はなんと満席。友人とともに少し待つ間は、ショーケースにずらりと並ぶ美しいお菓子を眺めて過ごします 2010年 3月24日 成城アルプス 『モカロール』 310円 成城アルプスがこの地に誕生したのは、1965年。 二代目オーナーでシェフパティシエの太田秀樹シェフは、フランス、スイスで修業の後、成城アルプスを継承。 先代の頃からの人気の高いお菓子を大切に作り続ける一方で、とても現代的な個性あふれるお菓子も次々と発表。 クラシック菓子とモダン菓子をショーケースの中に共存させ、不思議な調和をかもし出しているところは、他のお店にはみられない大きな特徴です。 そしてそれは、“華やかで重厚”というこのお店の雰囲気を高める結果に。 『モカロール』 フォークでカットした時に、何層もの生地がばらけることなく美しくパッタリと倒れ、プチ感動♪ 珈琲味のバタークリームをモカ生地でぐるんぐるんに巻き込んだ『モカロール』は、創業当時から受け継がれる人気の逸品。ここを訪れたら必ず食べたい、と思っていたケーキです。 バタークリームは、誤解されがちなクリームですね。 昔、X'masにケーキを食べる習慣が日本に定着しはじめたばかりの頃、ケーキを飾るクリームは今のような生クリームではなくバタークリームでした。 色とりどりの薔薇の花が絞り出され、こってりとデコレーションされたケーキは微妙に硬く重く、いつの頃からか現われた生クリームのケーキに完全にとって代わられて過去のものに。 私も長い間、バタークリームの本当の美味しさを知らずに“昔のクリーム”と思い込んでいました。 そんな背景を考えると、創業当時から変わらぬ人気を誇るこのモカロールは、昔からバタークリームがきちんと作られていたため支持され、現代にも立派に通じるお味になっているのでは 今は、『オペラ』などのフランス菓子が広く親しまれるようになり、バタークリームの美味しさが再確認されています。 そう、本物のバタークリームは、適温でいただくと実にふんわりとして風味高く、全く古さを感じることはないのですよ~♪ モカロールの生地は、今風のふわんふわんではなく、薄焼きタイプ。 外側は若干パッサリと感じないこともありませんが、バタークリームと接している部分が多いため、全体としてはバランスがよく、それを不快に思うことは全くないですね。このバタークリームにぴったりの生地だと、実際に食べてみて納得です。 ああ、癖になりそうなお味。また食べたい。 一本買って帰ったら、通りがかりに少し切って食べ、また切っては食べ…どんどん食べてしまいそうな怖さがあります。 初めていただくのに、どこか懐かしさを感じるお味。もしかしたら何十年前か、記憶にもない頃に成城でこのお店に入ってモカロールを食べたことがあったのかも、などと思ってしまいました。 成城アルプスのモダン菓子とクラシック菓子 コーヒーのポットサービス 珈琲も紅茶もポットサービスで650円 ケーキとセットの場合200円引きという嬉しいお値段設定♪♪♪ コーヒーがポットでサービスされるのは珍しいですよね。 通常、ティーポットはころんと丸みをおびた形、コーヒーポットは背が高いのですが、ノリタケのコーヒーポットは丸い形が多いようですね。 (こちらの食器、おそらくノリタケではないかと) ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ 成城アルプス 『アサシン』Asassin 460円 こちらは太田シェフの現代版のお菓子。生地、ガナッシュ、チョコレートムースのシンプルな構成で、チョコレート自身の味がしっかり堪能できます。 少し酸味のあるチョコレートにあわせるように、ガナッシュにもフランボワーズの酸味が。 シンプルな見た目よりもぐぐっと濃厚なお味が楽しめます。チョコレート好きな人におすすめですね。 思わずみとれるほど美しい形でもあります。きれいですよ~。 asassin=悩殺する、悩ましい ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ 成城アルプス 『キャラメルトルナード』Caramel Tornade 400円 友人が食べたのは↑このケーキ。一口いただきました♪ タルト生地の中に塩キャラメルクリームがとろ~り。わ~、生キャラメル味のケーキ!これもとっても魅力的で、次回は丸々一個食べたい…。 tornade=大旋風 英語ではtornado(トルネード/正確に発音するとトルネィドゥ) ↑ だからガナッシュがぐるぐる巻き 成城アルプス クラシックな雰囲気の店内は落ち着いてお茶が楽しめます こちらは二階席。他のお客様が写りこんでしまうので全体像はお見せできませんが、かなり広々とした贅沢な空間が広がっています。 この写真は夕方、帰りがけにお客様がちょうどいなくなった方向。 その反対側は、お茶とケーキを楽しむ成城マダムでいっぱい…。大人が楽しめるお店ですね。 私たちの席からすぐ上に見える東郷青児のエッフェル塔と女性の絵画がレトロ感を盛り上げていました。 ↓HPトップページの絵です 成城アルプス SEIJO ALPES 太田秀樹シェフ 東京都世田谷区成城6-8-1 03-3482-2807 営業時間 9:00~20:30 定休日 火曜日(祭日にあたる場合は営業) 一階と二階にティールームあり 小田急線 成城学園前駅より徒歩1分 成城アルプスは落ち着いた大人の雰囲気☆ と思われましたら ↓を押して応援して下さいね。 いつもクリックありがとうございます♪ こちらも↑クリックしていただけると嬉しいです 一日一回カウントされます。よろしくお願いしま~す。 ガレットのお菓子日記 Home へ 食べログへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[パティシエのお菓子] カテゴリの最新記事
|
|