テーマ:●食べた物の画像♪(85956)
カテゴリ:パティシエのお菓子
お持ち帰りすると崩れる?と、ショーケースの中のこのケーキを見た時に一抹の不安が。
とても印象的な形ですので、きれいに写真を撮れるといいな~。 自由が丘のパティスリー パリセヴェイユで『エレナ』を買って帰りました。 2010年 4月 8日パリセヴェイユ 『エレナ』 500円 一見するとキャラメル味?のようにも思える色のこのケーキ。 実は、説明を読まなくとも、何の味だかヒントは見えています。 ぷっくらと膨らんだ杏が、存在感を持って最も目立つ位置に飾られています。そして、表面に散りばめられたヘーゼルナッツ。 金子美明シェフのこのデコレーションは、非常に基本に忠実。 中に入っている素材を外に飾るというクラシックな手法で、杏・ヘーゼルナッツ・チョコレートを使ったお菓子だよ、と教えて下さっています。 パリセヴェイユ 『エレナ』 完璧な箱入れ 全く崩れることなく持ち帰れました さて、お味は…。軽いのに強い! ヘーゼルナッツ(ノワゼット)とチョコレートは別々に使われるのではなく、一体化したジャンドゥーヤの形で中に。 軽~くあわあわのムースの周りには、ぶるりん、とした葛餅のような食感の粘度のあるグラサージュ。でろ~ん。 底のショコラの生地には、ザクザクザクザクッとした歯ごたえが。 そしてなんといっても主役は杏♪ 白ワインで煮混まれた杏のコンポートとジュレが強い強い。断面を見ると、分量としての杏はさほど多くありませんが、ナッティーなジャンドゥーヤと肩を並べ、更に追い越すかのように爽やかなアプリコットの酸味が響いてきます。杏が濃い。 上から下まで、分解することなく一度に口にすると、外側にまぶされたヘーゼルナッツのガリボリッという食感がまた楽しい~☆ パリセヴェイユ 『エレナ』 断面 軽い部分も確かにありますが、一つ食べ終えるとずしっ、と満足感であふれます。 ああ、いつもながら、一つでしっかり心をとらえる金子シェフらしいケーキ。 いくつもいくつも同時に食べるのではなく、一個だけを大切にいただきたい、そんなお味でした。 どちらかというとこのケーキは、チョコレートの味を堪能するものというよりは、フルーティな酸味を味わうもの。キャラメル味のような甘・甘を期待すると、ちょっと違うかもしれません。 私の好みには、パシッとはまりました♪ ※ジャンドゥーヤについて詳しくは、この記事の下部に パリセヴェイユのお菓子についての今までの記事はこちら パティスリー パリセヴェイユ Pâtisserie Paris S'éveille 金子美明シェフ 目黒区自由が丘2-14-5 館山ビル1F 03-5731-3230 営業時間 10:00~20:00 定休日 無休 イートインあり 東急東横線・大井町線自由が丘駅南口から徒歩3分 ジャンドゥーヤ 色の薄めのチョコレートのようなこの塊が、ジャンドゥーヤ(ジャンドゥジャ)。 焙煎したヘーゼルナッツのペーストとミルクチョコレートとを混ぜたものです。 カファレル ジャンドゥーヤ ジャンドゥーヤを最初に作りだしたのはイタリア・トリノのカファレル社。 不足したカカオを補うために地元のピエモンテ産ヘーゼルナッツとミルクチョコレートを混ぜて「ジャンドゥイオッティ」を生産。 現在ジャンドゥーヤは、カファレル社のそのまま食べられるタイプの他、製菓材料として世界に広まっています。美味しいですよ~ ジャンドゥーヤ、食べてみたい!と思われたら ↓を押して応援して下さいね☆ いつもクリックありがとうございます♪ 一日一回カウント。よろしくお願いしま~す。 ↓ ←こちらもよろしく! ガレットのお菓子日記 Home へ 食べログへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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