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カテゴリ:パティシエのお菓子
妖精のお菓子屋さん La f?e claire(ラ フェ クレール)は、品川区の新馬場駅南口に6月2日、新規オープンしたばかり。
「何でも聞いたら教えてくれる」「なんでもスゴイ!」と語るのは、取材の時にたまたまお店にいらしていた増田裕樹シェフの元教え子のお二人。 服部栄養専門学校 在学中に増田シェフに教えていただいていた頃はもとより、卒業後も連絡をとり、今でも色々教わって、助けてもらっているそうです。 水分をしっかりとばし、ガリガリガリッとした食感にナッツが香ばしい 『ビスコッティ』 レストランで働いているという彼女は、お店にパティシエがいなかったため、わからない時に教わる人がいなくてとても困ったとのこと。 「卒業して就職して、実際にやってみないと、何がわからないかがわからない。すごい細かい事でどうしたらいいか、何故そうなるのか、現場でわからないことがいっぱい出てきた。」 そんな時、学生時代には「あんなに(先生たちに)聞ける環境があったのに。」と思ったそうです。 「なんでこうなっちゃうのか、(増田)先生に電話して聞いたら丁寧に教えてくれて、(その通りに)やってみたらこうだったと言うと、よかったね~って。」 左上の『クロタンココ』(ココナッツメレンゲ)は空気のように軽くサクッ それには、材料に秘密が。 右の写真は『コーヒーサブレ』 「勉強家で、わからないことを聞いてきたら、(教えた後で作って)うまくいったら写真を撮ってきて、失敗したのも撮ってくるんですよ」など、笑顔で教え子たちについて話す増田シェフ。 開店準備中の忙しいお時間をいただいていましたが、ピリピリした感じは全くなく、自然体といった印象。 オーナーパティシエというより、この時は“製菓学校の先生”のお顔になっていました☆ 生徒さんのお話では、「なんでこうなるのか」がわかるように説明する先生の教え方はとても丁寧で細やか。手順だけでなく理論がわかっていれば、どのお店にいっても通用すると教えられるそうです。 実際にお店の厨房でも「温度が」「比重が」「室温が」「グラムが」などの言葉が飛び交い、レシピに書かれている以上のものが要求されます。 『妖精のステッキ』 『さくさくサブレ』 さくさくサブレはバターの風味とアーモンドの味わい豊か。軽やかでまさに「さくさく」。甘さ控えめで、ついついつまみすぎてしまいそう。 ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ クッキー系を何種類かいただくと、それぞれの食感の違いが楽しめました。 卵白にアーモンドをゴロゴロと入れてしっかり焼き上げたクロッカンは、文字で表すとビスコッティと同じ「ガリガリッ」になってしまいますが、中にたっぷりと空洞がある分軽やかで、音もガリガリザリザリザリッと、ちょっと軽快。 ブラウンシュガーか甜菜糖か、色の濃いお砂糖を使っているため風味が深く、甘ったるくなりがちなメレンゲ系の焼き菓子が、何枚でも食べたくなるほどの美味しさです♪ 持ち歩きには気をつけないと、途中で割れてしまいそうなので注意が必要。大きさが不揃いな所が手作りという感じが出ていていいですね。 『品川アマンド焼』 そのクロッカン、名前はなんと『品川アマンド焼』。 この土地の名前がついています。 品川といっても、JR品川駅のような大きな賑わいを見せる場所ではありません。 ラ フェ クレールのお店の前の静かな細い道の名は、旧東海道。 品川宿という文字もみかけました。 東海道五十三次の中で、第一番目の宿場として名高い品川宿は、この辺りだったのですねー。 ネットで検索すると北品川~新馬場~青物横丁にかけて旧東海道がお散歩道として今も親しまれている様子で、HPやブログがぞろぞろとヒット。 品川宿 お薦めコース地図 ラ フェ クレールはテイクアウトのみでティールームは併設されていないため、生菓子などその場ですぐにいただきたい時に、どこか公園など近くに食べられる場所はありますか?とお聞きしました。 その時に、「旧東海道なので、すぐそばにお休み処がいくつもあるんですよ」とおっしゃっていた意味が、よくわかりました♪ 『品川アマンド焼』 中にはたっぷり空洞が。よく焼きこまれているので甘さよりも香ばしさを感じます この『品川アマンド焼』の命名についてには、まだ続きが。 ずいぶん前から品川を拠点として活動していた増田シェフ。 ラ フェ クレールの近くに、品川宿のお土産として色々な種類の瓦せんべいを売る船橋屋織江があります。 「おじさん、おばさんには、若い頃から息子のように可愛がってもらっている」そうで、差し入れをしてくれたり、商売をされているので色々なことを相談をしたりと、親みたいな存在とか。 増田シェフは、お世話になった方へご挨拶に伺う時など、ほとんどこのお店の瓦せんべいを手土産にされるそうです。 船橋屋織江の手焼きせんべい そんなお付き合いのご主人から、将来お店をやめた後のことを考え、瓦せんべいの代わりになるような「品川」という地域の名を受け継いだ名物菓子を作ってほしい、と言われているとのこと。 そこで新店オープンと同時にシェフが世に送り出すのが、カリカリとした雰囲気が瓦せんべいに似た味わいを持つクロッカン、『品川アマンド焼』。 そんなお話を聞いてしまったら、ラ フェ クレールで『品川アマンド焼』を買い、ついでに船橋屋織江に立ち寄って瓦せんべいも一緒に買いたくなってしまいますね ラフェクレール外観 (オープン前) 今回は焼き菓子しかご紹介できませんでしたが、増田シェフがもう一つ力を入れるのは、宮古島が大好きなシェフが直接お取り寄せするマンゴーやパッションフルーツを使ったスイーツ。 生地にこだわり、クリームにこだわり、そしてフルーツにこだわったお菓子、これからの季節に楽しみ。 ブログ友達の家族で眼鏡さん、灰色ウサギ0646さんも、早速行かれて生菓子を購入されています☆ ラ フェ クレールの記事 もくじ 妖精のお菓子屋さん La f?e claire (ラ フェ クレール) 増田裕樹シェフ 東京都品川区南品川1-8-11 北浜ビル1F 03-5781-9170 営業時間 9:30~20:00(予定) 不定休 京急 新馬場駅 南口より徒歩3分 道順 京急 青物横丁駅より徒歩8分 JR京浜東北線・東急大井町線・りんかい線 大井町駅と品川シーサイド駅より徒歩15分 テイクアウトのみ ※近くに“お休み処”(無料休憩所)あり ブログ 「スイーツの妖精たちとともに~妖精のお菓子屋さん ラ フェ クレール通信」 新しいアプローチ♪と思われたら ↓を押して応援して下さいね いつもクリックありがとうございます♪ 一日一回カウント。よろしくお願いしま~す。 ↓ ←こちらもよろしく! ガレットのお菓子日記 Home お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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