カテゴリ:オーストリア・フランス '10初夏
ウィーン2日目はカフェ巡りを中心に。
ホテルの朝食をパスして“カフェ朝飯”にしてしまおうかな~、とチラッと思いましたが、ホテルの朝食にも心惹かれるものがあり、とりあえず普通に朝食をすませます。 外へ飛び出したのは9時半過ぎ。 まずはケルトナー通りから裏手へ入ってすぐのノイアーマルクトへ。ちょろちょろっと水が流れる美しい噴水があるこの広場の角のオーバーラーに向かいます。 2010年6月11日 ウィーン 9:50 オーバーラー(Oberlaa Stadthaus) フランス菓子は、シリコンフレックス等の新しい型の発明もあり、ドーム型をはじめ丸やしずく型など様々な形の型が増えていますね。 ウィーン菓子は新しい形もみられますが、大きく丸く作って三角にカットしたり、長く作って長方形にカットしたりという昔ながらの製法が、まだまだ主流という気がします。 色々な形のお菓子を見慣れた目で改めて眺めると、こうして同じ形の三角にピシッと揃って隙間なく並んでいる姿が逆に新鮮に思えて面白いですね。 オーバーラーには多くの支店があります。この店舗では食事もでき、ケーキの種類も豊富。 スペシャリテは『クアバドトルテ』。 写真と名前の由来など詳細は、オーバーラーで修業されたコンディトライノイエス 野澤シェフのウィーン菓子講習のページに。 ただ、この日は非常~に暑く、朝からチョコレート系の重めのケーキは食べたくない!そこで、赤いフルーツが爽やかな『ヒンベアトルテ』を。 カプツィーナ教会 アウグスティナー教会 オーバーラーの並びのカプツィーナ教会(Kapzinerkirche Kaisergruft)の地下は、ハプスブルク家の霊廟です。歌劇「エリザベート」の冒頭や、ルドルフの葬儀の場面にも登場。 ・ マリア・テレジアと夫フランツ・シュテファン公の棺の写真 ・ エリザベートの棺の写真 2004年に訪問。今回は外から見るだけに。 アウグスティナー教会(Augustinerkirche)は王宮の一角にあり、カプツィーナ教会から歩いてすぐ。 皇族の棺はカプツィーナ教会に安置されていますが、心臓はこの教会の地下に! こちらは、マリア・テレジアやエリザベートらの結婚式が行われたことでも有名。とてもエレガントでシンプルな教会ですので、再訪。やっぱり素敵でした☆ ※ちなみに、ハプスブルク家の人々の心臓以外の内臓は、あの巨大なシュテファン寺院(Stephansdom)地下のカタコンベに…。 ウィーン 王宮(ホーフブルク Hofburg) 左翼は工事中 2004年にはシシィ博物館(Sisimuseum)、皇帝フランツ・ヨーゼフ1世の執務室や居室(Kaiserappartements)、膨大な数の銀器・磁器が陳列されている銀器コレクション(Silberkammer)を見てまわりました。 今回はその時行きそびれた王宮宝物館(Schatzkammer)へ。 美術史美術館とのセット券 18ユーロ(2,066円)を購入。 王宮宝物館 ルドルフ2世の王冠 王笏、宝珠とセット 昨年日本で行われた美術展「THE ハプスブルク」の公式MOOK本、写真家 南川三治郎氏の『ハプスブルク家 美の遺産を旅する』に掲載の華麗な写真を見た時から、どうしてもこの王冠の現物を見たくてたまらなくなっていました。 (私の場合、いつも西欧の宮殿や美術館の写真を見て、とっても素敵♪と思うと、何故かたいていこの南川三治郎氏の写真です。) 実際に目にすると、その重厚感・質感に圧倒されます。 キラキラの輝きが“重い”。 かなり多くの宝石が使われていますが、ルビーの赤、金、真珠とダイヤモンドの白と色合が統一されているのでゴテゴテした印象はなく、とても美しい宝冠です。 その時代でなければ絶対に作りえないものをこの目で見ることができて幸せ~☆ ウィーンに行った甲斐がありました! ★なんと、この少し後に、あろうことかデジカメ充電切れ。なんということ! 幸いホテルが近かったので、残りを見終えると慌てて部屋に戻り充電。 その間、お水を買いに行ったり、お散歩をして時間をつぶします。 予備に以前使っていた古いバッテリーを一つ持っていたのに、スーツケースの中に置き忘れ。 (充電は本体から直接でしたので、念のためカラになった方を充電し、もう一つのバッテリーとあわせて持ち歩くことに。) その間は携帯電話で撮影です。 お散歩は、高級ブランド通りのコールマルクトから。 コールマルクト 12:30頃 (携帯で撮影) 左奥の大きなドームは、王宮。 右の白い建物はデーメル。 とにかく暑くて暑くて、ここで誘い込まれるように『ブルーベリー・スミレ アイスクリーム』を一気に完食。 そして、高級スーパーのユリウス・マインル(Julius Meinl)。各国の食料品が揃います。 以前ウィーンに住んでいた友人が、ここはとっても便利♪と教えてくれました。 特にコーヒーは有名。ウィーンのカフェでは、ユリウス・マインルのコーヒーを出すお店が多いと耳にしました。 日本では、昨年青山にオープンしたハンガリーのカフェ ジェルボーで、このコーヒーをいただけます。 ユリウス・マインル コーヒー 赤い帽子の少年のロゴで有名 ユリウス・マインルのケーキ チョコレートパンプディングのような生地にたっぷりとチョコレートソースをかけ、生クリームを添えた『モア・イム・ヘムト(Yシャツを着たムーア人 MOHR IM HEMD)』という温かいデザートは、ウィーン伝統のお菓子。 ユリウス・マインルでは、カップに入れて販売していますね。 左奥はカラフルな何種類ものブラウニー。その右は、話題のピンク色のクラシック菓子『Punschkrapferl』。 伝統と革新とが混ざり合った品ぞろえです☆ 部屋に戻り、充電完了のデジカメを手に再び街へ。そろそろお昼を食べなくては。 グラーベン通り ペスト記念柱 ホテルはすぐ近く ケルントナー通りの老舗カフェ ハイナー(K.u.K. Hofzuckerb?cker L.Heiner)の2階でランチ。 ハイナー 2階にもケーキのショーケースが。席もゆったりとしています 食べた物については、別のページで。 ハイナー 1階 <15> 猛暑に美味しいエリザベートのパフェ に続きます オーストリア・フランス 2010「地方菓子を巡る鉄道の旅」 目次 暑い中でも歩け歩け☆ と思われたら ↓を押して応援して下さいね いつもクリックありがとうございます♪ 一日一回カウント。よろしくお願いしま~す。 ↓ ←こちらもよろしく! ガレットのお菓子日記 Home お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[オーストリア・フランス '10初夏] カテゴリの最新記事
|
|