テーマ:旅のあれこれ(10281)
カテゴリ:オーストリア・フランス '10初夏
皇妃エリザベートの肖像画を思い描く時、真っ先に浮かぶのはキュッと上がった唇の端。
笑っているように見える口元に対し、意思の強そうな瞳は柔らかく目尻を下げることなく、どこか一点を見つめているような印象があります。 エリザベートの写真や肖像画は シシィミュージアム や 王宮 のHPに ウィーンのフォルクス庭園に鎮座しているエリザベートの石像は、角度によって微妙に表情を変え、意外と柔らかな雰囲気を持っていたのに驚かされました。 2010年6月11日 19時頃 フォルクス庭園のエリザベート像 庭園に咲く薔薇を楽しむにはほんの少し遅く、やや開ききった感がありましたが、それでもまだまだ十分きれい。数多くの薔薇が華やかに咲き乱れていました。ラッキー♪ 夏のウィーンは夕暮れが遅く、夜7時といっても辺りは明るい。 エリザベート像とじっくり向かい合います。 フォルクス庭園の薔薇とエリザベートの石像 エリザベートの白い石像(大理石?)は、実は薔薇に囲まれているわけではなく、人々の散歩道となっている薔薇園から更に奥まった庭園の端の端にひっそりと静かに座っています。 (背中側は、すぐ裏のブルク劇場脇の道) 「エリザベート像があるのはここ」、と事前にチェックしてから訪れないと、気付かずに見逃してしまうような場所です。 孤独を愛し、放浪の旅を続けたエリザベートは、ウィーンの街中でもひとり静かな空間を楽しみ、なごやかな表情になっているような気がしてなりません。 フォルクス庭園 ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ エリザベート像と、ちょうどブルク劇場をはさんで反対側に、カフェラントマン(CAFE LANDTMANN) の堂々たる大きな建物があります。 カフェラントマン 19:15p.m. 昨夏、東京・青山の新ビルAo 4階に、海外初のカフェラントマンの支店が誕生。 若者向けの賑やかなビルの中とは思えない穴場のカフェですので、時々利用しています。 青山のお店は、ウィーンのカフェと聞いてイメージするようなクラシックな雰囲気で作られているのに対し、ウィーンでは、夏はお店の前に出るモダンなテラス席が人気。 店内はおそらくクラシックな内装だと思いますが、テラスは現代的な雰囲気でしたよ。 カフェラントマンのケーキメニュー この他にも色々あります この時は本当に暑くて、喉が渇いていましたので、テラス席で冷たい飲み物を。 残念ながらお腹はいっぱいで、ケーキが食べられません~。 季節柄、苺のケーキが多く、赤い色がきれい。 カフェラントマンのテラス リンクを越えた先の市庁舎の豊かな緑が心地よい ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ そろそろ夕食にしなければいけない時間帯ですが、まだお腹がすいていないのと、帰りのことを考えてできるだけホテル周辺の大通りのあたりがよいかと思い、通り道にあるカフェツェントラルはパスすることに。 カフェツェントラル(konditorei CAFE CENTRAL) 19:45頃 前を通りかかる カフェツェントラルはフェステル宮殿の中にあるカフェ。以前訪れたことがあります。 天井が高く豪華で伝統的な雰囲気。複製ですがエリザベートと皇帝フランツ・ヨーゼフ1世の肖像画も店内に飾られています。今回は寄れなくて残念。 ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ 夜8時頃、いったんホテルの部屋に戻ります。本当に便利な場所でよかった。 そして夕食をとりに再び外へ。 遅くまで夕食がいただけるカフェをめざして大通りを歩いている時、ふと脇道を見るとハヴェルカの看板が目にとまりました。 ウィーンのカフェには、お菓子やお料理が充実しているお店、伝統ある店内を往時そのままに残している古く風情のあるお店、豪華なホテルのカフェなど色々なタイプがあります。 ハヴェルカは、作家やアーティストが集った歴史あるカフェ。独特の雰囲気をもち、コーヒーだけでなくお酒を飲む人も多いので、女性一人では入りにくいと思っていました。 近づくと、店内がすいているようでしたので、物は試しに入ってみました。 カフェ ハヴェルカ (caf? HAWELKA) 看板にひかれ、店内へ このお店では、メニューは出てきません。うっかり忘れてメニューを貰おうとすると「ないよ」、と。そういえば、どこかで「この店にはメニューがない」と書かれていたのを思いだしました。 食事時にすいているということは、夕食になるような食べ物はないのか。 そうそう、夜10時すぎに蒸しパンのようなお菓子『ブフルテン』が出てくる時に賑わうとメモメモ。でも、その時間まではいられない。 コーヒーを飲みたかったわけではなく、夕食をとりたかったことを一瞬忘れ、とりあえずメランジェを注文。雑然としていながら意外に居心地の良い空間を楽しみます。 この時間帯は、ちょっとビールを一杯、という人がちらほら。もっと遅い時間に混みあうのでしょう。 ハヴェルカ 20:45 ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ もう一軒、行こうと思っていたカフェは改装中で、食事はなくコーヒーのみということなのでパス。シュテファン寺院裏側のカフェディグラースに向かいます。 カフェディグラース(CAFE DIGLAS) 夕食 21:20頃~ カフェというよりレストランのような落ち着いた雰囲気のお店は、店内はガラガラ、外のテラス席が賑わっています。ウィーンの人たちは、本当に外の席が好きですね。 夏の時期が短いせいか、温かくなると戸外での食事をめいっぱい楽しんでいる気がします。 窓の外に目をやると、人が通る歩道にカフェディグラースのテラス席が テラス席とお店との間は普通の歩道ですので、窓からすぐ外には人が歩いて通り過ぎます。 カフェディグラースのケーキ ケーキもいろいろありました。食事だけで満腹で、ケーキはパス。くやしい~。もっと大きな胃袋がほしい。 店内ではピアノの生演奏もあり、いい雰囲気。 カフェディグラース 21:53 <18> 夜のウィンドーショッピングへ続きます オーストリア・フランス 2010「地方菓子を巡る鉄道の旅」 目次 ウィーンが暑かったのは意外☆ と思われたら ↓を押して応援して下さいね いつもクリックありがとうございます♪ 一日一回カウント。よろしくお願いしま~す。 ↓ ←こちらもよろしく! ガレットのお菓子日記 Home お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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