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カテゴリ:パティシエのお菓子
カッチリしたスマートな形の「フランス菓子」と思って口にすると、その姿から連想されるよりもずっと軽やかな味わいにハッ!とします。
とても上品な口あたり。 …と思った次の瞬間、まるで差し色が全体をぴりっと引き締めるかのように、ピスタチオの香り、あるいはキャラメルの苦味など、核となるインパクトのある素材がひょっこりと顔を出します。 う~ん、魅力的♪♪♪ パティスリー・ラ・ノブティック (オープン前)レセプション時のケーキ パティスリー・ラ・ノブティックは、東武東上線ときわ台駅北口に2010年10月22日(金)にオープンしたばかり。 オーナーパティシエの日高宣博シェフのお名前「のぶひろ」の「ノブ」と、フランス語で「お店」を表す「ブティック(boutique)」(大型店はmagasinマガザン)をかけあわせた造語です。 日高シェフは、成城 マルメゾンなどで修業の後、渡欧。明治記念館 菓乃実の杜製菓長・明治記念館製菓統括シェフ等を経て、このたび住み慣れた土地で独立されました。 「フランス菓子をベースに、今までに培ってきたものをさりげなく出し、自分が食べて美味しいと思ったお菓子を作る」と、日高シェフ。 自分のこだわりも出しつつ、地域の方に受け入れられ愛していただけるような、誰が食べても美味しいと思えるお菓子を作っていきたいと抱負を語ります。 プレビューの日に用意されたケーキは7種類 『クレームポット』は、ただのプリンと思って食べると、出す直前に上にかけられたカラメルソースのほろ苦さが印象的で、あらっ、と手元を見なおしてしまうほど大人っぽい美味しさです。 特別な材料を使っているわけではありません。このクレームポットは、じっくり時間をかけて蒸し焼きにすることで、そのなめらかな口あたりの秘訣「プロの火入れ」を堪能して、と主張しているように思えます。 『ヴィエノワ』 『クレームポット』 「本物の美味しいものを伝えたい。正直な味を。」 具体的には、ムース中心の最近の流れに対し、生地重視の姿勢をとられています。 生地を美味しく食べてもらうためにムースを使うというスタンス。 お店のスタッフに伺うと「基本的な所を一番言われます。生地の状態を特に厳しくチェックされます。普段は優しいシェフです☆」 『ヴィエノワ』は、粉末アーモンドとヘーゼルナッツを使い、しっとり感を出した生地が主役。それを底と中央に使用。 ヴィエノワ(viennois)というのは「ウィーンの」という意味のフランス語。これはウィーンで見つけた生地だそうです。 中に入るのはヘーゼルナッツのムース1種類ですが、食べた時には不思議といくつもの味わいがあるような奥深さを感じます。 ナッツ中心の構成ですので、ムースが重くならないような工夫が。 8角形のきりっとした姿と、表面のグラサージュが艶やかで、とても美しい♪ チョコレートとナッツを使っていますが、軽く口どけのよい食べやすい一品に仕上がっています。 あ~、書いている今、思い出して食べたくなってきました 『フレジェピスターシュ』 『フレジェピスターシュ』は、フランス菓子フレジェの進化形。 チョコレート生地の表面にさらにチョコレートを塗り、ピスタチオのムースリーヌを苺の間に流し込んでフタをしています。 チョコレートと相性のよい苺の酸味とのバランスを楽しんでいるところに、後からほんのりピスタチオが香ってくる奥ゆかしさ。 『オードブル、プチフールサレなど』 この他にも山ほど。 調布のレストラン スリジェの豊嶋シェフが調理 プレビューの時には、たっぷりお料理も用意されていました このあたりは、さすがベテランシェフの人脈の太さを感じます。 『キッシュ』他、温かいお料理も色々☆ 『白胡麻ブラマンジェ』 『ショコラマロン』 『キャラメルポワール』 『マルジョレーヌ』 一つ一つを解説していては長くなりますのでここでは省きますが、『ショコラマロン』に使われた2つの生地の違いの面白さ、『キャラメルポワール』の中に潜むプラリネフィヤンティーヌのザクザク感の楽しさなど、どれもいただいた後にはっきりと思いだせる特徴のあるお菓子だと思います。 実は私、2006年の講習会で日高シェフに『キャラメルポワール』を習っています☆ その時に、非常に滑らかな口あたりのためグラスに入れれば持ち帰れますが、「これは形にしようとは思っていない」という言葉が印象的でした。 お持ち帰りのできるケーキの形に作ろうと思うと硬くなってしまう…。 ああ、今、商品になったものを拝見すると、茶色のココットに入っています~。やはり口あたり柔らかな状態で販売が可能に! とても美味しいお菓子ですので、花丸 のオススメです。 パティスリー・ラ・ノブティック 日高宣博シェフ ※許可をいただいて掲載しています シェフに直接お目にかかるのは、2年前の「成城 マルメゾン30周年記念特別講習会」の時以来。 コックコートの胸に刺繍されたロゴマークを見せていただきました。 ショップカードなどには印刷されていませんが、この形には日高シェフの思い入れが。 「人と人とが集まって幸せになっていただきたいと、願いをこめた形」 人が両側から寄り添っているようにも、手をつないでいるようにも見えます。ハートのようにも見えますね。 「飴細工でよく作っていた形。飴がちょっとひっぱられたようなイメージで。」 世界でただ一つ、日高シェフの思いがこもったロゴに、心温まる思いが。 ショッパー(お店の袋)、リボン、ショップカードはエレガントなダークブラウン 箱は黒 パティスリー・ラ・ノブティック(p?tisserie LA NOBOUTIQUE) 日高宣博シェフ 東京都板橋区常盤台2-6-2 池田ビル1階 03-5918-9454 営業時間 10:00~20:00 定休日 水曜日 東武東上線 ときわ台駅北口改札から徒歩1分 テイクアウトのみ (後日、2階にイートインできる場所を作る予定あり) ときわ台駅は池袋から普通電車で5つ目。約8分で到着します。 北口は道が放射状になっており、駅を背にして正面の常盤台駅前中央通り(マクドナルド左隣の道)を進んですぐ左にお店が。 オープニング記念に、お買い物された方にオリジナル保冷バッグをプレゼントの予定 実力派シェフのお店へGo!と思われたら ↓を押して応援して下さいね いつもクリックありがとうございます♪ 一日一回カウント。よろしくお願いしま~す。 ↓ ←こちらもよろしく! ガレットのお菓子日記 Home ニフティ スイーツ部 ガレットの先取り!スイーツ情報局 へ 食べログへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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