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カテゴリ:半生
DrOのプランで楽になった実験。結果がどっちに転んでもノイエスだ。 研究を専門にする施設では研究員に助手的な技官が2名ついて、研究員は主にプランを立案し、実際の実験は技官がするという。僕はそういう身分ではないが、何もかもすべて自分だけでやっていては時間がいくらあっても足りない。 でも、今回は確立された実験方法を使うので、共同研究施設の技官さんにも手伝ってもらえる。標本のパラフィン包埋、カット、ニッスル染色はS1さんに、標本の樹脂包埋、カット、電子顕微鏡写真撮影、現像はS2さんにすべてお任せ。この2つの手技だけでも綺麗な結果をだすのにそれぞれ最低6ヶ月、いや1年はかかる。おかげで僕は実験の根管にあたるところと、材料の切り出し、クリオスタット(凍結切片)、オートラジオグラフィーに専念することができた。といってもそれなりの仕事量はあるが。 ”ひまやろ”といってくださった人々に恩返しをするその時を夢見て進んでいった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.09.16 18:57:03
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