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カテゴリ:半生
カルシウムの代謝を担う酵素の働きを電子顕微鏡の上で観察できるようにする方法をDrWから教えてもうよう、指令がでた。 中国からの留学生DrWは脳外科に籍を置くものの、実際は基礎医学、解剖の教室で電子顕微鏡の仕事をしていた。年齢は僕より少し上。日本語をとても上手に使う。そして電子顕微鏡での標本の観察のための様様な手技を期間で身に付けていた。 彼は瀋陽の実力者の息子。奥さんも留学生で日本に来ており、2人とも選りすぐりのエリートだった。 彼にぴったりついて一緒に仕事を教えてもらったが、やっぱり国を離れて出てきている人は一味違う。勤勉で、質素、謙虚。いつかアメリカに渡って仕事がしたいという夢を語ってくれた。数年後、彼の地元を訪問することになるが、その話はまた後日に。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.10.01 08:42:23
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