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カテゴリ:半生
名誉なことに、旧帝大系の先生と同じような内容の論文だったため、2番煎じにならないためにも博士論文の核となる論文の投稿を急ぐ必要があったが、こっちは田舎のしがない大学で、スタッフもカツカツでやっているし、学会発表も3箇所にも出しているから(内容は少しずつ異なる)、一行に筆がすすまなかった。書きあがったのは11月の終わり、しかし英語圏の人に論文を見てもらう必要があり、教授が昔から論文英語を見て貰っているという先生の所に原稿を郵送した。(今ならEmailなのにねえ) 帰ってきたのは2週間後、徹夜で訂正し、DrOにみてもらい、更に教授にお渡しする。 ”よし、これでだせや”の指令を頂いたのは12月の半ば。 ”クリスマスがきたら、英語圏のひとたちゃ動かなくなるから、いそげ!”っていうことで、いわゆる速達で雑誌に投稿した。 案の上何日待っても受け取りすら 帰ってこない。”(出すのが)遅かったねえークリスマスは怖いねえー”・・・ということで。 しかもクリスマスのゴタゴタで原稿がどこかに行っていたのか、1月の終わりにファックスがきて、 ”キミの論文は1月4日に受け取ってました、現在審査中ですよ”みたいなことが書いてあったのでした。その後3月をすぎても審査員からの質問状は届かずじまい。これをもってほぼ完全に大学院3年での早期卒業の夢は完全に断たれたのでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.10.21 20:33:58
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