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カテゴリ:半生
外来に準緊急の紹介の患者さんが来ているらしい。その頃大学は救急外来はしていなかったが、たまにこういうご依頼が来る。そうなると行かねばならないのは、暇だとされている、大学院生。 はい、行きましたよ。 70歳台の女性で、個々数ヶ月で認知症が急速に進行し、体が震えているという。 診ると熱はなし、意識はある程度はっきりしているし、目の位置も悪くない。顔、両上肢、下肢が小刻みに震えている。でも、パーキンソン病のような丸薬を丸めるような感じではなく、筋肉自体が小刻みに震えているように見えた。 麻痺はなさそう。これは脳外科医が対応する病気なのかしらん?と思いつつもCT撮る依頼をしようかとも思った。しかし、そうだ、(博学の)DrHに聞いてみようと思い立ち、部屋に行って今の患者の様子を報告した。すると、 ”ほんまかいな。それならCTは後よ。今すぐ脳波をとってもらい。患者にあまりさわらんとき”というご指導。 脳波をとってもらったら、もうこれが診たことのないような脳波だった。心電図のような波が全面に見える脳波なのだ!!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.11.09 19:40:47
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