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あるDrの半生(反省)by ge5999

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2007.03.08
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カテゴリ:半生
この病院に初代脳神経外科医長として就任した時、顕微鏡がないと困りますと申し上げて、xxx万単位の予算で顕微鏡手術(Carl Zeiss-NC4など)ができるようにしていただいた。脳外科があって、麻酔科もあって、顕微鏡手術ができないのはまずいとおもったからだ。しかし就任して8ヶ月、顕微鏡を使うことはなかった。リハビリテーションを中心とした病院だから、しかたがないといえばそれまでかもしれないが、あまり気持ちはよくない。やっぱり一回も使わないのは申し訳ないかなあとあせるが、時は無情に過ぎていった。
そんな時、手首に出来た腫瘍の手術が入ったという。主治医は整形外科のDrIで僕は直接関与はしないが、顕微鏡の活躍の場ができ、とてもありがたかった。
患者さんの名前をみておどろいた。なんと院長先生のご母堂だったのだ。手術には僕も見学に入らせていただいた。Zeissの顕微鏡は明るく、シャープな画像を僕らに提供してくれた。操作性もよく、さすがはZeissだと感心した。手術は予定どおり終了。
何はともあれ、顕微鏡を使うことができて、ほっとした。院長先生のご紹介・ご高配にも、とても感謝したのだった。





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Last updated  2007.03.12 20:36:53



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