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テーマ:あの日・あの時(104)
カテゴリ:半生
ある日のこと、教授外来が終わって、シュライバーをしているDrTが教授とお食事をしていたという。
教授:どうやT、手術から離れっぱなしで、だらだらしてんのは誰や? T:誰でしょうねえー 教授:ええから いうてみぃ(言いなさい)? T:まあDr○とge5999でしょうかあ-ねえ 教授:そうか・・・ その後、教授からDrHにDr○をDrHの配下にどうかという打診があったという。DrHは色のいい返事はしなかったらしい。・・・で教授は僕の人事(移動)をほぼ決めたという・・・ 当時のうちの大学の医局では、人事権は教授にあった。教授はみんなの師匠だし、みんな基本的に教授のいうことを聞く。教授が派遣業社の社長で、みんなは社員。それぞれの施設(関連病院)に派遣されていくわけだ。派遣業と異なるのは、その時医局に施設から派遣手数料をいただかないことだろう。教授のいうことを聞いて移動しないと派遣業はなりたたない。派遣されてうれしいところにはみんな行きたいから、行きたくないところの人事を拒否すると、人事に不公平が生まれてしまうのだ。しかし、文句をいった者が勝ちという側面もかなりあって、派遣されている施設で大きな問題がなければ(悪く言うとなにもしなければ)人事を拒否して居座ることも不可能ではない。これから数年後の移動に関して、僕は教授に反旗をひるがえすことになるのだが、いわれるままに流れていてもまた変わった結果がでていたかなあと、懐かしく思い返している。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.03.18 09:49:16
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