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カテゴリ:半生
ここでまとめを書いておきます。ほんとは10年目くらいでまとめるのがいいと思っていました。しかし、これまでに研修医->大学院->専門医取得と進み、次からは3次救急という最前線にいくことになるので、1995年で7年目ですが、でもう一度まとめさせてください。
僕が選んだ道は、このあと大学に残って、留学などもして・・・助手->講師という方向だったかと思う。実際、教授に 留学しなよ のお言葉ももらっていたわけで、流れに乗っていけばそういうことにもなっていたかもしれない。 そのかわり、これまでの経験では、臨床(手術)の実力は非常に低かった。僕の努力も足りなかったのだが、研修医の時からずっと大学にいて、大学院に行っても臨床からはかなり離れていたから、臨床の修行が充分でなかった。専門医なんて良く取れたものだ。大学で第2術者を散々やって、やったことのない手術を補うためのビデオを見ていたから、実践理論はまあまあだったのだろう。実技があったら、専門医合格はさらに難しかっただろう。僕のような道を歩む場合、初めは臨床の実技はある程度すてて行くようになろう。その方向で道を極めようとするなら、臨床の腕をとりかえすことにあせってはいけなかったのだろうと思う。教授は理論についてはある程度OKを出してくださり、これからはぼやぼやしないで手術の修行をしてこい という意味で、あたらしい病院に転勤を命じてくださったのだろうと思う。逆に、臨床の力を高めようとする研修医の皆さんは、大学院というよりも、最前線の病院に身を置いて、若いうちから手技を鍛えるのが良いと思う。ただし、この場合は理論も同時によく勉強する必要がある。 このあと僕は3次救急病院に赴任し、自分の実技の未熟さを嫌というほど思い知らされ、おかしな方向に進んでいくことになる・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.03.19 18:36:40
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