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テーマ:あの日・あの時(104)
カテゴリ:半生
就職するなり、院長が就業規則を熟読するようにと伝えてきた。
どういうことかと思っていたら、 ”いついかなる時でも患者の収容を断ってはならない!” ということを絶対守れということ。患者を断ったら"くび"だという。 まあ通常-断る理由として多いのは ”満床だから”があるが、これは絶対ダメ ”今手術中”これもだめ。・・・ということは ”いま他の患者で手一杯”これももちろんダメというのだ。 この地域は陸の孤島のような地域。 3次救急とは2救急が対応不能な高度な医療や専門医を必要とする医療を提供する施設だから、患者さんたちはここ以外たよるところはないのだ。ところが、この地域には2次救急施設がない!!初めに救急車を受け入れて、本当に重症な患者かどうかを振り分けてくれるありがたい施設がないのだ。つまり、戦争でいうと、最前線に司令部があるような感じだろう。つまり毎日が救急当番日。 24時間患者を受け入れる。このことを守ることがどんなに大変か? その時は想像もつかなかった。 そして、今この時も日本中で同じような施設で自分の命を削って一生懸命働いてくださっている先生方を尊敬して止まない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.03.20 20:45:57
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