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2007.04.21
カテゴリ：半生
大学に帰らないか？
めずらしく、いやあー、初めて打診が来た。 ここが人生のわかれめだったね。 その頃僕は後輩たちに臨床の力の差をつけられているのが、我慢ならなかった。しかしそれは（大学院に4年行ったんだから）あたりまえだった。 本当に王道を行く気持ちがあるなら、教授のおっしゃるように大学に帰って、新しいチャンスを待つべきだったのだ。 でも、その時はどうしてもこの3次救急の施設で、DrHと一緒にたくさんの手術をこなして技術を磨きたかった。DｒHのようになりたかった。 ここに来て三年。せっかく慣れてきたのに・・・ 打診が来たのは、 公務員は自分が辞めると言わない場合、よっぽどの事が無いかぎり辞めさせられないからだ。つまり、医局の人事を蹴って、ここに居座ることも可能なのだ。 その頃、英文の症例報告をこの病院の名前で発表し、さらに2編目の英文の症例報告が受理されており、そういう業績という点で、強気になっていたのも災いした。 そして、あとから考えると信じられないような行動に出ることになる・・・ お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
Last updated
2007.04.23 10:08:29
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