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あるDrの半生(反省)by ge5999

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2007.04.23
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カテゴリ:半生
教授に
”ひさしぶりやな”と言われて、はっと思った。
3次救急の施設に赴任して3年。
こうして腰をすえて話したことがなかった。
遠距離恋愛がとても危ういように、
医局員にとって教授から離れていることは危険だ。
教授が信じていてくれても、周りのスズメたちがいろんなことを言う。
1年に1回くらい、何の用事がなくても、遊びにいけばよかった。
一緒に中国を旅した仲だったのに・・・
”どうしたいんや”と教授
”僕は後輩たちに比べて全然ダメでした。だから、あそこでDrHと一緒にもっとがんばりたいんです。”
しんどいことはわかっていたが、これが本心だった。
”そうか、なら、留学はせんのやな!”
はあーなるほど、そういうことだったか。
教授には申し訳ないが、僕は大学でひどい目にあったとおもってるから、
帰りたくなかった。
それに留学すれば、臨床の遅れは決定的になる。
これが僕の当時の考え方だった。

”どうしても嫌か、無理やりでも大学に帰したらどうする?”と教授

”その時は先生とのご縁もこれまでになります”と僕。

恐ろしくバカなことを言ったものだ。
あんなに買ってくれてたのに。
今思うと、それまで僕は教授の言うとおりにしてきたんだら、
そのまま乗っていけばよかったなあと思う。
臨床の腕なんて、どこかの長になり、手術を独占して取り返せばよかったのだ。
大学スズメたちから
”あやつは教授に逆らった・・・”の情報が広まっていった。





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Last updated  2007.04.26 22:43:04



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