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カテゴリ:半生
医療機関の医療報酬は一部を患者さんから、残りを健康保険基金から払い込まれます。レセプトとはその請求書ようなものです。
病院の中枢にいる、個人的にも尊敬しているDrが熱心で 保険請求に矛盾がある実例をプリントにして配布していた。 保険請求に明らかな矛盾がある場合は基金の審査をへて査定を受けるのだ。 そうなると、請求した分は支払われず、病院は損害を受ける事になる。 僕はこのプリントを読んでいて、レセプトに興味がわいていた。 そして、病院にとっても患者にとっても 医療事務をしてくれている人材がどんなに大切かということもわかってきた。 また、医療の方針についても考えが変わった。開業医ならともかく、 レセプトに強い興味をもつDr(勤務医)なんてあんまりいないでしょう。 あまりいないから、そこに面白さがありました。 保険医であるかぎり、その制度に沿った医療を心がけるのが、原則である。 僕はそう思っています。 言い換えると、自分の出したレセプトが何箇所も査定されるようなDrは治療方針について、再考する必要があるということです。 中には査定覚悟で、ご自分の信念にそった医療をされるDrもいらっしゃるようです。 保険請求の認められない手術をする。 保険請求法にしたがった手順を経ずに処置をする。 適応のない薬を使う などですが、僕は支持できません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.05.07 11:35:16
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