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テーマ:仕事しごとシゴト(23605)
カテゴリ:半生
ゴールデンウイーク、盆、正月など、長期の休みの前は、紹介患者が増える。
こっちは断れないんだから、どうすることもできない。 断らないからいろんな症例に出会えるのも事実だし。 外来で引っ張ってだけ引っ張っておいて、重症化したら紹介してくる人。 予後のいい疾患は遠ーくの病院に紹介して、予後の悪い疾患はこっちに紹介してくれる人。 学会があるからと言って転院させておきながら、帰そうとすると、断ってくる人。 こっちの都合を考えずに紹介しておきながら、帰そうとすると断る人。 いろいろ。 そういう人たちにいい感情をいだかなかった。 今、3次救急に送る方の立場になると、 それぞれ立場があって、その人なりに正しい理由があるんだと思う。 もちろん、現在は送られるほうの立場に立って送っているつもり。 僕らの3次救急施設は環境・設備・人材ともに整っていた。 すばらしい病院に勤めているプライド。 患者さんの役にたっているという自負もあった。 脳外科医も4人だし、交代で休めるんだ。 麻酔科のDrはいつでも手術につき合って下さる。 相談できる他の科のDrもたくさん居る。 大学と同等か、病気によってはそれ以上に迅速に、十分な対応ができるんだ。 人手も、設備も環境も整っていない施設で、重症の人を抱えるのがどんなに大変か。 だから、3次救急の施設を良いように使ってもらって良かったと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.05.09 18:55:42
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