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テーマ:あの日・あの時(104)
カテゴリ:半生
どうやら、DrTも嫌な思いをさせられたらしい。
休日のDrコール(Drの呼び出しのこと)で、3日ぐらい前に入院した83歳の吐血患者さんについてだった。 もともとベッド上の生活で痴呆があり、また吐血入院時よりかなり血圧高かったが、あまり血圧管理がされていなかったらしい。 次の日、早朝に意識障害が出現していたが、 おそらく解らなかったのでしょう(痴呆があるからその症状にマスクされていたのと、専門の病棟でないから)。 DrTが呼ばれた当日は、やっと意識障害が判明し、今回は優秀なことに頭部CTを施行。小脳出血で、脳外科お願いします・・・ときた。 脳の出血はごくごく少量で、吐血は脳によるものではなさそう。脳の止血は完了してた。 主病は吐血(消化管出血)だし、強い貧血あり、 主に内科主治医で診てください、協診(一緒に診ること)しますと申し上げたそうだ。 そしたら、そのDr逆切れして、 脳出血なんだから、みてもらわな困ります!!(主治医交代せよと言うこと) わかるような気もする。つまり、脳の病気が怖いのだ。 僕が放射線の病気かもしれない患者をみるのが、怖かったように。 でも、その後、消化管出血で貧血になり、意識がなんとなくはっきりしない症例も(脳に異常なし)なぜだか脳外科主冶医で見ることになるなど、 こういった事例がたびたびあるこの施設。 僕もDrTも だんだんと意欲を失いつつあった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.05.29 18:30:19
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