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テーマ:あの日・あの時(104)
カテゴリ:半生
新しい勤務地の気候はいままで体験したことのない気候だった。
それまで、僕は大体同じような地形= 海に注ぐ川に作られた平地。海に向かって開けた街に住んでいた。 ところが、ここは違う。 大きな川に創造され、山に囲まれた盆地 なのである。 朝になるとすがすがしい日が射すのが今までの街。 ところがこの街では とくに晴れの日は朝になっても日は射さない。朝から深い濃霧につつまれて、 晴れているのが曇っているのか、朝なのか昼なのかぜーんぜんわからないし 霧のおかげでどっちにいったらいいのかもわからないのだ。 プロフィールに書いているように、日の光は確かに嫌いだ。 でもこの天候には、ほとほと閉口した。 スタッフの話によると、どうやら冬はものすごく寒く、夏はものすごく暑いらしい。 洪水が起こることもあるらしい。 桟道を焼き、背水の陣でこちらに来たものの、 天の利、地の利、人の利とも皆無の状態で、 とる方法はもう一つしかないかと思い初めていた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.06.18 11:50:24
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