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あるDrの半生(反省)by ge5999

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2007.07.03
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カテゴリ:半生
教授から色よい返事があるわけもなく、
無意味に日が過ぎていった。
病院の忘年会の日、師匠に会場外に呼び出され、会談した。
”審査員を辞めろ。”
またこの話だ。
それは絶対に受け入れられない。
人にはゆずれない仕事。今や僕のライフワークだ。
もう僕はメスを持てなくていい。
みんなが言うように、手術もとびきりうまいわけじゃなし。
だけど、この保険審査に関することは別だ。
芸術(手術)の才能がなくても、評論家はできるんだ!
(評論家のみなさんすみません)
他のすべてを捨てても、この(審査の)仕事だけは守りたい。
その気持ちをわかってくださったら・・・
その後、すぐ僕は逃げるように会場を後にした。
なれない土地で夜道をとぼとぼ歩いていた。
師匠に恨みはなかった。
自分の師匠に対する無礼と、自分の未熟さを呪った。
新月のその夜、星がとても綺麗だったなあー。





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Last updated  2007.07.04 21:26:27



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