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テーマ:あの日・あの時(104)
カテゴリ:半生
長く臨床をしているといろいろなヒトに出会うものだが、この時は本当に参った。
家族が話があるというので、何事かと思ったら、 ”貴方の病院の請求額はおかしい、リハビリテーションをしたからといってこんなにかかるはずはない。請求は20万ちょっとだが、私たちとしては半分しか払わない。” といった御意見をまくしたてられた。 まあー払おうと払うまいと、僕にはほとんど関係はないが、それでも院長先生とともにこの病院を盛り立てていこうと誓った身でもあり。 ”そうですか、言いたいことはわかりましたが、当院としては不正な請求をしているとは思わないので、払わないといけないものは払ってください。支払いについては事務長と相談してください。” とのみ申し上げた。 不景気もここまできたか。学校の給食代とか払わない輩もいるが、勝手な意見を言って医療費を値切る輩がいるとはびっくりした。 金がないなら支払い限度額もあるのでそういう手続きもしたらいいのに、そういう努力もせず、一方的な意見を医師に吐くなどもう下品きわまりないが、言ったもの、やったもの勝ちなんだろう。 院長先生も、医療費を払わない人もいるが、まさか病院が訴訟を起こすわけにもいかないとの御意見だった。 僕らスタッフとしては電気代、物品代金など1円を大事にして節約しているのに、このようなおヒトのためにそういう努力が無になるというのは本当に残念だ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.07.18 14:49:19
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