順番が違います。 (1994年春)
大学院での3つの仕事をまとめて有名脳関連雑誌に投稿せよとの御命令がでた。同時にそれらのデーターをDrOにすべて渡して任せろとも。これについては多少の不満があるが、しかたがない。大学院の仕事のほとんどはDrOの指導によるものだから。 その後原稿ができあがった。DrOが”おまえ原稿のチェックしてくれ”と原稿を見せてくれた。驚きましたよ。筆頭筆者はDrO、第二筆者がDrX。僕は3番目。DrK、・・・ 教授となっていた。どういうことをしたからこんな仕打ちを受けるのか、わからなかった。できるだけ平静を装いながらこう言った。”先生名前の順番が違います。 なにもしてないDrXがなんで2番目なんですか?、しかもDrHの名前がないです。”論文の名前の順番は大事だ。筆頭には実際に研究をし、論文を書いた人の名前がきて、2番目にはその仕事に大きくかかわった人の名前がくる。一番最後の名前はたいていその施設の長 たとえば教授とかの名前になる。筆頭に誰かさんそして2番目にそのゴーストライターという順番もある。すなわち、論文の名前は1番目と2番目と最後が大事なのだ!”わかった”とDrOは一言。結局論文の名前はDrO、僕、DrX・・・の順となった。僕の意見を一部通した結果だったか、DrHの名前は入らなかった・・・