腹が立ったまま車を運転してはいけません。(1989年秋)
秋というのは脳外科医にとって厳しい季節。急を要する脳卒中関連の患者さんが増えるため、柿の実が赤くなると、脳外科医は青くなると言われるほど。 みんな忙しくなりますが、研修医=あいかわらずの最下層の肉体労働系も非常に忙しくなり、必然的に腹が立つ事件もちらほらと。その日はもう―怒っていました。内容については一方的な意見になるのでネット上には掲載できません。腹が立ったまま車に乗ったのがまずかった。大学病院の正門へ曲がる右カーブでアンダーステアを出してしまい、歩道の上に乗りあがって車の右前の殆どを壊してしまいました。正門のまえで煙をだして止まっているのはとても恥ずかしいから、別の場所に移動。BBSのホイールはすばらしいですね。タイヤが全然ダメでもなんとか車を動かしてくれるんだから。修理費はもうビックリするような金額でした・・・愛車にはすまないことをしました。そして、他人を傷つけなくてよかったです。車の運転とか診療とか、他の人の命にかかわることは怒りが収まってから着手すべきですね。