油茂製油のラー油が絶品である。
最初、佐原のヤマザキヤ酒店(〒287-0003 千葉県香取市佐原イ88)で、油茂製油のラー油を買った。
佐原の豊島スーパーと山崎屋酒店で買う油茂製油のラー油
そのキレと香りがすごくいい。
おいしい中華料理のスパイスと同じ感覚である。
材料の新鮮さと、仕込む技術が香り高い味わいを出している。
佐原の案内地図を見ると油茂製油の店舗があったので行くことにした。
http://www.abumo.com/
お店に入って感謝を伝える。
「このラー油を使うと、料理が劇的に変わりますよね。美味しいです。」
するとお店のお母さんがいう。
「まずい料理はまずいです。そんなこと言うと奥さんに怒られてしまいますよ。」
妻の料理を連想していたわけではないのだが、微妙な領域に話が進んでしまった。
油は今でも丁寧に手作業で絞っているとのこと。
レシピが気になっていた。
カウンターにあるチラシに書いてある。
「当社のラー油は、玉絞め一番搾りごま油および生搾りごま油を基調に唐辛子・花山椒・桂皮・八角・陳皮・長葱・生姜・ニンニクの8種類の香辛料を大鍋でじっくり溶かし出した手造り最高級、無添加本格調味料です。」
材料が既に中華である。
花山椒も八角も入っている。
だからすごく中華を感じた。
しかも腕のいい中華料理店で感じる鮮やかな味わいと似た境地である。
チラシを書き写して気がついた。
使うごま油も、一番搾りと、生搾りをブレンドしている。
だからこのコクが出ていると思う。
江戸まさり 佐原めぐり