アウト・ドアめし
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高橋銀針
外で食べるご飯はおいしい。
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「いたばしプロレス」をテレビで見た。 NHK特報首都圏の再放送である。 http://www.nhk.or.jp/tokuho/program/151002.html
それはバブル世代を通過した51歳「ハヤテ」さんが、人生の後半を見据えて、新たに生まれ変わった記録である。 いたばしの商店街を舞台に、プロレス興業を盛り上げる。 以前、ハヤテさんは会社を辞めて、メキシコにプロレス修行したこともある。 そして、その時、目にした華麗なる技が現在、披露される。 自分にとって印象深かったのは、ハヤテさんの達した境地である。 「新しい強さを身に着けた。」 「こだわりが無くなった。」 「戦わない精神状態が一番強い。」 「すべて受け入れる。」 プロレスとは、興業ビジネスであり、悪役や、強者との戦いである。 また、興業ビジネスの客足と売上との戦いでもある。 すたれているプロレスと客足の遠のく商店街のタッグが始まった。 戦いの場は、リングからさらに周りに広がった。 そんな戦いを目の前に、人生の底から這い上がる経験をしたハヤテさんは、本当の戦いは、自分との戦いだったことに気が付く。 ハヤテさんは、思い切って、目先の問題を捨てた。 目先のこだわりを全て捨てたとき新しい戦いの場所が立ち上がってきた。 「戦わない精神状態が一番強い。」 ハヤテさんは、50歳を過ぎて、「いたばしプロレス」で戦う(戦わない?)ことを選んだ。 それは、プロレスの名を借りた地域の新しい興業であり、自分自身を別のなにかに変えたハヤテさんの戦いである。 番組の中で、ハヤテさんのお弁当が映されていた。 少量のご飯と、たんぱくを中心としたおかずだけのお弁当である。 少量である。 「食ったら終わりです。」 食べれば、切れのある動きは出来なくなる。 今のプロレスを行うために15キロも体重を落としたそうだ。 毎日、そんな形で自分と静かに戦っている。 それは派手な戦いではない。 静かな戦いである。 「こだわりを捨て、自分と戦う。」 その境地で見えてくるフィールドがある。 その「いたばしプロレス」の波紋が広がり大きなうねりが生じる。 この試合を生で見たくなる。 「いたばしプロレス」での華麗なる技と、地元愛の熱気を確認したい。 2015年12月16日発売 「るるぶ東武東上線」東武東上線のココがスゴイ!! にいたばしプロレスの紹介記事が掲載されました。 「飛ぶ歓び」「生きる歓び」を追い求め、自分の限界を突破しようとした、かもめのジョナサン。群れから追放された彼は、精神世界の重要さに気づき、見出した真実を仲間に伝える。 パパの仕事を調べに行くと、なんとわるものレスラーだった!ずるいことばかりするパパ。最後にはやられてしまうパパ。観客は大喜び。ぼくはそんな姿、見たくなかった!でも……。パパ必読!男の仕事を理解する絵本! 東京・ハッピーロード大山を舞台に、傷つきながらも人生を歩み続けるおとなたちが描き出す、癒しと再生の物語。
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