ベトナム人と「ディエンビエンフー」について話した。
ベトナムのテト(正月) 四角と丸について
ベトナムの漫画かと思っていたら日本の漫画である。
作者は、西島大介さんである。
彼と話しながら、さらに、検索をかけると、明治大学 米沢嘉博記念図書館 1階展示コーナーで、「マンガと戦争展」が開催され、「ディエンビエンフー」の原画が展示されることが分かった。
4期に分かれ、西島さんの作品は、5月13日(金)~6月5日(日)になる。
http://www.meiji.ac.jp/manga/yonezawa_lib/exh-war.html
こうの史代:「桜の国」「この世界の片側に」
第1期:2016年2月11日(木)~3月7日(月)
おざわゆき:「凍りの掌」「あとかたの街」
第2期:3月11日(金)~4月11日(金)
今日マチ子:「cocoon」「いちご戦争」
第3期:4月15日(金)~5月9日(月)
西島大介:「ディエンビエンフー」
第4期:5月13日(金)~6月5日(日)
監修は、呉智英さんと吉村和真さんになる。
ベトナム人のインテリによると、ベトナムで流行っている漫画は、コナンとドラえもんとワンピースだそうだ。
ベトナム人の漫画は何があるのかと聞くと、彼は、しばらく考えて、「ない。」と答えた。
日本の日常にあふれる漫画というメディアは実は、海外ではまだ、まだ当たり前ではないようだ。
日本では、毎日、本や雑誌が沢山発行される。
特に漫画がすごい。
明治大学が東京国際マンガ図書館の開館を準備している。
設立趣旨 https://www.meiji.ac.jp/manga/message/
読み捨てるはずの漫画がいつの間にか何かの記録になっている。
そして、そこに歴史や価値観が映し出されている。
北京大学で、明治大学が漫画について講演を開き、「北京大学外国語学院 明治大学マンガ図書館閲覧室(2014年調印)」が開所される時代である。
https://www.meiji.ac.jp/koho/meidaikouhou/201501/p02_01.html
読むべき漫画としっかり向き合いたい。
「マンガこそが日本の世界に誇る最高の文化である」と著者は言い切る。だからこそ、本格的なマンガ論の出現が待たれていたのだ。洪水のように出版され続けるマンガ出版物について、俗論ばかりが語られてきたが、本書の刊行を画期としてマンガ評論の流れは明らかに変わった。海外にも知られた、論争的にして威風堂々の現代日本マンガ論。
“下学上達”とは論語から生まれた「身近なものから学び、次第に深遠な学問にたどりつくこと」を意味する言葉。稀代の論語狂、呉智英の手により、マンガが人生の深遠への入り口に変わる。
自分にとって心に残るマンガはなんだろうか。頭に浮かんだのは、『弓道士魂 〜京都三十三間堂通し矢物語〜』である。20歳のころ読んで、すごいと思ったが、内容は覚えていない。だた、心のどこかにすごい弓道まんが、とだけ記憶されている。
蓮華王院・通称三十三間堂。柱と柱の間隔3・6メートル、柱の数は片側三十四本で、その全長120メートル。この120メートルを、手前から向こうまで廂にも縁にも当てないで矢を通す「通し矢」という競技が、昔武士の間で命懸けで行われた。各藩の意地や面目のために、幾多の豪傑たちが苦闘を強いられていく。紀州藩の下級武士の子・星野勘左衛門を通して描く、大傑作長編時代劇!!「第一章」「第二章」「第三章」「第四章」「第五章」を完全収録。
漫画もデジタル化が進行している。名作をスマホで楽しむ時代である。紙がなくてもデジタルで簡単に手に入る。