第106回「家族世帯が多い江戸川区で生まれる新しい物語について」コイワタイムズ【155号】
東京23区研究所所長池田利道さんの本、『23区格差』によると江戸川区は家族力が鍵だそうだ。
田んぼが住宅になり、鉄道網も後から整備され、大学もない場所は、学生ではなく家族世帯、子供が多く住む。
その家族力が未来への鍵となる。
先日、『気になるイバラキ』キャンペーン真っ盛りの水戸駅改札脇のコンビニでカプセルトイを見た。
茨城名産ガチャとして納豆やH2ロケット等が並ぶ中、『ガルパン』(ガールズ&パンツァー)のガチャがあった。
茨城フィギュアみやげとガルパン 新しく観光資源を作り出す展開
『ガルパン』とは、大洗が舞台のアニメ女子高生戦車物語である。
その舞台が、聖地巡礼として人を集めている。
江戸川区や小岩が舞台のお話はなんだろうか。
『哀愁の町に霧が降るのだ』(椎名誠)
『痛快ワンマン町づくり』(早瀬圭一)
『ルドルフとイッパイアッテナ』(斉藤洋)
『ラブロマ』(とよ田みのる)などが浮かぶ。
何よりも素敵なドラマは、住んでいる人が紡ぐ。
今後、小岩が観光地となるか、家族力の街となるかの方向は様々だ。
ご参考:『23区格差』池田利道著(中公新書ラクレ)
一人勝ちとも言われる東京で進む「格差」。ある区で少子化や高齢化が止まった理由とは?子育て支援や医療の手厚い区、学歴・年収・職業が非凡な区とは?その力強さの秘密を東京23区研究所所長がデータで解析。成長のヒントはここにある!23区通信簿付き。
前章 多極化する23区に生まれる「格差」/第1章 23区常識の「ウソ」/第2章 ニーズで読み解く23区格差/第3章 年収・学歴・職業で非凡な区、平凡な区/第4章 23区の通信簿/最終章 住んでいい区・よくない区を見極める方法
小岩で世界を体験しよう(日本も含む)第1回~第117回 コイワタイムズ連載