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坂東太郎G@ 小泉武夫 今回こちらのtitleです。 もしよろしかっ…
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高橋銀針@ Re[1]:楽器が上達する時間(10/06) 初台ドトール照すマンさんへ いつでも準備…
初台ドトール照すマン@ Re:楽器が上達する時間(10/06) そろそろテラスで集う季節になったね🎵
2017.06.16
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カテゴリ:東北
rblog-20170616021041-00.jpg
宮城郵便局の風景印は、赤沼のおしどり伝説だった。
郵便局で頂いたチラシには、写真の絵と話が載せられている。

内容の要約
田村の郷に馬の允という鷹匠がいた。獲物が捕れずがっかりしていると、赤沼に二羽のつがいの水鳥がいた。牡一羽を仕留めると、獲袋に入れて帰った。次の日の夜、夢枕に女の人が立ち「私の夫になる人を殺した」と泣いた。夜が明けて袋を見ると、若い雌の水鳥が自分のくちばしで腹を突き刺し死んでいた。馬の允はそれから狩りの生活を止め、仏の道を求める生活に入った。

調べるとこの説話をラフカディオ・ハーンが書き直している。

「おしどり」
ラフカディオ・ハーン怪談より
http://www.geocities.jp/fujimoto_yasuhisa/bunsho/osidori.htm

 陸奥の国、田村の郷の住人に村允(そんじょう)という名のたか匠がいた。
 ある日、村允は狩りに出かけたが、獲物に恵まれなかったので家に帰ることにした。途中、赤沼というところまで来ると、川を渡ろうとしているつがいのおしどりが目に入った。
 おしどりをあやめてしまうのは感心したことではないが、村允はあいにく腹を空かせていた。気がとがめたものの、つがいのおしどり目がけて矢を放った。矢は雄に命中して、雌は慌てふためいて向こう岸のい草の茂みに逃げ去った。村允は家に帰ると、射落とした鳥を調理して食した。
 その日の夜、村允は不思議な夢を見た。美しい女が枕元に立ってさめざめと泣くのである。村允は胸が張り裂けそうになった。
 女はやがて、村允に向かって大声で言った。
「村允さん、どうして主人をあやめたのですか。一体、あの人が何をしたというのですか。私たちは心の底から愛し合って幸せに暮らしていたのに、何の理由があって、こんなむごいことをなさるのですか。主人亡き今、もう生きていけません。あなたは、私をも殺しておしまいになったのですよ。きっと、犯した罪の重さをご存知ないのでしょう。しかし、明日の朝、赤沼にいらっしゃれば、すべてが明らかになります」
 次の日の朝、村允は夢に出てきた女の言葉が気にかかった。半信半疑ではあったが、赤沼に行ってみることにした。
 赤沼に着くと、昨日見た雌のおしどりが一羽だけで泳いでいた。雌のおしどりは村允の姿を見つけると、身じろぎ一つしなくなった。
 しばらくすると、雌のおしどりが突然、けたたましい声で泣き叫ぶやいなや、くちばしで全身をつついて命を絶った。
 村允は出家して僧になった。

『田村郡(たむらぐん)は福島県(陸奥国・磐城国)の郡。
 平安時代、桓武天皇より征夷大将軍に任命されて蝦夷討伐で活躍した坂上田村麻呂を祖とし、その子孫が代々田村郡を領してきたとされる。

おしどり伝説に埋め込まれた女の哀しみが余りにもきつい。
想像だが、田村を納める誰かが地元の美しい女を娶る(めとる)ため、その夫を殺した事例があったのではないだろうか。

田村郡または、田村市というのは、朝廷からの討伐者の名が冠せられている。

風景印を通して、見えるのは、蝦夷討伐という歴史が、神社や物語を作り出している。
土地の過去を掘り起こすきっかけにもなっている。

矢板郵便局 木幡神社
https://plaza.rakuten.co.jp/genesisi001/diary/201706130000/





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Last updated  2017.06.17 12:59:21
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