ふ た こ ぶ

今日は私が5回目、眞手が3回目のNAET。２人とも引き続き米、卵の治療でした。治療院に行ったら、すごい偶然でトモミさんにバッタリ！超びっくりしました。これが初対面。ずっと会いたいねって言いつつ会えずにいたので、ほんとに嬉しかった。

さて治療、筋反射の結果「最近眞手くんのことでちょっと困ったりしてた？」と聞かれ「んー、困ったというか、時々凹んだりはしてました。アトピーほんとに治るのかな、なんでこんなことになっちゃったのかなって」「じゃあその気持ちを思い浮かべながら・・・」ということでまず治療第一弾。その時点でけっこう涙目。

やっぱりね、最近前向きになってきたとは言え、我が子のひどいアトピー見てるのは辛いですよ。ここんとこ「モーニングページ」と言って、頭の中に浮かぶことを検閲なしでひたすらノートに毎日３ページ、書く作業をしてるのだけど（モーニングページの詳細はまたいずれ）そこでもやっぱり眞手のことばっかり出てきます。悲しいんだよね。すっごく悲しいんだ。辛い。

辛いんだけど、泣きたいんだけど泣けないような感じで、この数ヶ月やってきた。泣くきっかけがないような、誰かに背中を押してもらわないと泣けないような。泣く代わりに、私はその気持ちをモーニングページに吐き出してきた。何ページにも渡って、湿った感情的な言葉が毎日続いていた。毎日書いても、吐き出し切るということはなくて、やっぱり前向きな時もあれば凹む時もあって。

次に「思い浮かぶ限り一番古い、お母さんとの記憶は？」と聞かれて、どれが一番古いのか全然分からないなーと思いつつ、とりあえず浮かんだ１シーン。幼稚園ぐらいの時かな？母がリンゴを２切れ剥いて持ってきて、どうぞーか何か言って台所に行った。私がその２切れを食べ終わった頃、戻ってきた母が「あれっ両方食べちゃったの？ママも食べようと思ったのに」・・・がびーん！！いや、ほんと大したことない記憶なんですけどね、妙に鮮明に私の頭にこびりついてるシーンなの。リンゴはパイレックスのガラスの器に入ってて。よく思い出してたんだよね。

で、再びそのシーンを浮かべつつ治療、したら、もう泣いちゃった。さっきの眞手の件で涙腺ゆるんでたのもあるけど、いやー泣けたね。

トラウマなんて色々あるけどさ、もっとドぎつい事件が多々ある中、あの地味～なリンゴの一件も実は私の心に大きく影を落としてたことが分かった。今まであの「がびーん」の感情を分析してみたことはなかったけど、あの時私は、ショックで悲しくて恥ずかしかった。母が楽しみにしてた（と、当時は思った。今思えばリンゴ一切れに母がそんなに執着してたとは思えない）リンゴを食べちゃった私、がすごく醜くて汚い子のように思えた。人の楽しみを奪ってしまった私。何も知らず呑気にむしゃむしゃ食べてしまった私。食べることに罪悪感を覚えた記憶の、あれが一番最初かもしれない。

笑っちゃうよね、ほんと大したことない出来事で。でもこれで、何だか私の、トラウマに対するイメージが少し変わった。そーんなことでトラウマになっちゃうんだったら、こりゃもうコントロールできないわって。その程度のショックだったら私、モモにも眞手にも数限りなく与えてるはず。でも私が悪いんでもないし、子供が悪いんでもない。私のことだって、母が悪いんでも私が悪いんでもない。ただ偶然起きてしまった出来事を、その時偶然どういう風に受け止めてしまったか、それだけのことなんだって。他に色々あるもっと悲惨な出来事も、そっか、誰が悪いんでもないよなー、ただ受け止めきれなかったり、流せなかっただけのことなんだ、出来事自体に良し悪しもないんだって。頭では分かってたはずのことだけど、ちょっと腑に落ちてきた感じ。

今思えば、あのリンゴの時、私は素直に泣けばよかったんだよね。でも覚えてる、私は泣かなかったんだ。我慢した。もうその頃既に泣くのを我慢する子供だったんだよね。傷ついてることを決して人に悟られまいと、全身ぷるぷる力を入れて、平気な顔するのが癖だったんだ。きっとその場で泣いてれば、こんなにしこりになって残るようなことじゃ全然なかったんだと思う。

あ、米アレルギーの程度は前回30メートルだったのが、今回15メートルになってました。70→30→15、とどんどん半分になってく感じね。次回は米クリアできるといいんだけどー。

眞手の方は、生後6ヶ月の頃のことが出てきました。それは私が砂糖抜きを始めるか始めないかぐらいの時期。一番精神的におかしくなってて、死ぬか死なないかぐらいだった頃・・・。やっぱり眞手もそれは察知してて、辛かったみたいです。そしてそれはちょうど、眞手のアトピーが出始めた頃でもある。治療後、眞手の寝ること寝ること。相当効いたのかねー。

そうそう、眞手はビタミンCへのアレルギーが結構激しいことが分かったので、今までみかんとか結構あげてたけど、ビタミンCの治療が済むまではちょっと控えてみることにしました。