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カテゴリ:摂食障害・たべること
最近恒例の・・・
「何かを思いつくと、それに関連した本に出会う」シリーズ。 今回はすごいです。大ボスです。 とんでもない本に出会ってしまいました。 もう、読みながら何度も「すげー!すげー!」と叫ぶほどに・・・ ダイエットやめたらヤセちゃった このタイトル・・・いかにもよくある、くだらないダイエット本みたいでしょ。 「ヤセ」が片仮名になってるとことか、いかにも軽いし。 「ダイエットやめたら痩せた」っていうのも まーたそうやって意表をつこうって魂胆でしょ、みたいな。 そんでもってあれだ、 「ダイエットやめてバランスの取れた食事をしっかり」みたいな話でしょどうせ! はいはい、ご苦労様。 みたいなところまで一瞬で脳内トリップできる、実に失敗なタイトル。 私、この本何度か見かけたことがあると思うんだけど まったく手に取ろうと思ったことはなかったのです。 そもそも痩せるとか、今は興味ないし。 それが何の因果か、どう辿り着いたのか既に記憶にないけれど たまたまこの本のレビューをアマゾンで読んだのです。 すると・・・あれ?なんか絶賛の嵐。 しかもなんか、意外と深い内容っぽい。 そしてもしかして、私の知りたいことが書いてある気がする! と思って注文し、届いたのが今日。 冒頭にも書きましたように、何度も絶叫することになりました。 小学生からダイエットとリバウンドを繰り返し 16歳から過食嘔吐を続け しまいには食物アレルギーにまで苦しむようになった私が 28歳にしてようやく「もしかして、こういうことなんじゃないか・・・?」 と薄々思い始めた、でもまだ全力で信じる勇気が出なかった真実が この本にはとっても詳しく書いてあります。 そうだよね!それでいいんだよね! そういうことだったんだよね! ・・・と、今はもう感動の嵐。 信じたかったことを信じさせてくれた、すごい本。 私みたいに病的なレベルじゃなくても、 何かを食べる時に「これは太りそうだから少なめにしとこう」とか 「これって体に悪いんだよねー」とか うっすらとでも思うことがある人なら全員、 ほんとに全員読んでみてほしい! 興奮しすぎて、内容を的確に伝える余裕が今はないのだけど。 私がどうしても打破できずに苦しんでいた 「食べることへの罪悪感」を、この本、木っ端微塵にしてくれました。 もうね、ずっと思ってたの。 過食症になったのは私自身の「食べることへの恐怖、罪悪感」が原因だって。 それを取り除きたいと思っても、深いところにこびりついた感情、 頭でいくら説得を試みても頑として動かなかった。 以前は「太ること」が怖かった私だけど、最近はそれに代わって 「体調を崩すこと」「精神に変調をきたすこと」が怖くなっていた。 そう、2人目産後の、あの凄まじい砂糖アレルギー地獄を経験してから。 太るのが嫌なら「食べない」 アレルギー症状が嫌なら「食べない」 ということを、普通、人はまず考える。 私も考えた。 でもそれは違うよなー、全然解決にならない、と思うようになった。 そもそも太ったり、アレルギー症状を起こす原因が その人の中にある「恐怖感」「罪悪感」なんじゃないかと。 だとしたら、ダイエットとか除去食というのは一時的なまやかしに過ぎず、 本来やるべきことは「その逆」なんじゃないかと。 つまり「恐怖感」「罪悪感」を取っ払って、好きなものを好きなだけ食べること。 食べ物が自分を破壊する毒ではなく、 エネルギーを与えてくれるステキなものだと信じること。 腹の底まで、細胞の隅々まで信じて、安心して食べること。 ・・・とは思ったけど、なかなか実行する勇気が出ないのよねー。 太ることだけが怖かった数年前ならまだしも、 今の私のアレルギー症状はマジで厳しい。 何せ子供をめちゃくちゃに殴ってしまうほどの凄まじいイライラ感を引き起こす。 危険すぎるじゃ~ないですか! (つまりそれは、私が押し込めてきた恐怖・罪悪感が それほどまでに巨大だった、ということの結果なのだけどね) とか言いつつ、島滞在中は半ばそうせざるを得ない状況により やってみたけどね。好きなものを好きなだけ。 でもやっぱりどこか恐怖感があったから、深いところですごく葛藤していた。 「おいしい!嬉しい!私、大丈夫だ!」という気持ちと 「いやー、何だかんだ言ってやっぱダメなんじゃないの?」という気持ち。 最初は順調に見えた生活も、1週間目にして突如ネガティブ感情の勝利となった。 長年の信じ込み、手強かった。 まあ、夫の実家にいたというストレスもだいぶ手伝っていたとは思う。 (ってその状況じゃなかったら実行もしなかったわけだけど) 世に溢れる、ありとあらゆる情報。 そのほとんどが「こうすべき」「ああすべき」という規制の方向。 ダイエット然り、アレルギー然り、精神世界・健康業界然り。 健康で、幸せでいるためにはアレはダメ!コレはダメ! コレとソレはOKだから、これにしなさい! それって幸せと対極の方向に向かわせる情報じゃないか、と薄々思いつつも 頭は溢れる情報の方にすぐなびいてしまう。 私は自由だ!何でも好きなことをしていいんだ!と喜ぶ心が、ちょっとしぼんだ隙に。 何かネガティブな状況が発生した途端、 「ほーら、○○しなかったから、こうなったんだ」って。 こうして脳みそは、罪悪感を後押しする理屈をどんどん信じていく。 私はこの巨大な恐怖・罪悪感をどうすればいいか分からなかった。 あまりにも巨大で、とても立ち向かえる気がしなくて。 何度立ち上がっても、徹底的に打ちのめされてきたから。 でもこの本には、 しっかり向き合って、通り過ぎてみたらそこはパラダイスだった・・・ という本当のことが、詳しく書いてあるのです。 ああ、こんな説明で通じたでしょうか。 本の内容というより、私の体験を通じてしか伝えられないのだけど。 本当に、ほとんど全ての人に、この本読んでほしいなーと思う。 実は後半部分、食べることに限らず、人生全般に対する深ーい話にまで踏み込んでいるのです。 結局は、前回の記事で書いた 「ありのままをいかに肯定するか」ということ、 にやっぱり集約するわけなのよー。 うへーん! ああ、やっとここまで来れた感でいっぱい! 宴じゃ宴じゃ~! 神様って本当にいるんだね級の出会いでした、この本。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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