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映画の記者発表の席で こんな質問をよく耳にします 「監督 今回 この作品で伝えたいものは 何ですか?」 ずばり そのままの質問です 「監督が伝えたいものは いったい何なのか?」 です でも これは とても難しい質問なのです 「ことばで表現できない」 「話してみても伝えきれない」 だからこそ 「映画」という表現を使っているからです 伝えられないからこそ 「映像」で表現をしているのです 音楽を作っている人も 絵画をやっている人も ダンスをやっている人も CMを作っている人も みんな 伝えたい「何か」を持っています でも それを もっとも自分が伝えたい「表現」の方法として 様々な「テクニック」を使って 僕らに伝えてくれるのです ことばに できない ことばだけでは 伝えられない だからこそ 「表現」していくものです こどもたちの「絵」も それに近い部分を持っています うまく伝える術が まだなくて でも それを表現したい ことばには できない「何か」を自然に表現するものです 細かい心理は 読み解く 必要はありません まるで 映画を観るように 楽しんであげるだけで いいのです そうすることで 「表現者」の想いは 伝わってくるはずです 恋愛もそうです うまく「ことば」では伝えられない だからこそ いろんな「伝え方」をしながら 想いを届けようとするのです 「ことば」は不思議なものです 「ことば」で伝えられないものを 「ことば」で伝えようとすると ことばの持つ本来のちからを 失ってしまう でも ほかの様々な表現方法で 限界がきてしまったとき 「ことば」が最大の威力を発揮するものです 人が使える 唯一の魔法 それは やっぱり 「ことば」なのかも しれません (げんき) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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