「なぜ女性が男性より長生きするのか?」 partt,2
「なぜ女性が男性より長生きするのか?」 part,2昨日の記事で、男性ホルモンが少ない人は、胃ガンや結核などにかかり難くなり、約10年長生きすると書きました。一般的に男性ホルモンは寿命を短くする方向に作用します。男性ホルモンの寿命短縮に対して女性ホルモンは寿命を伸ばす方向に働く事が多いようです。女性ホルモンのエストロゲンを投与したら、閉経後に多い骨粗そう症の開始を10年以上遅らせたという報告もされています。老化防止の方法に色々ありますが?体内の水分量が大きく関わっています。年をとると肌のハリやツヤが失われ、シワができ肌も黒ずんできます。これはもぎたての果物が時間と共にしなびて行く過程と同じです。その鍵はやはり水分にあるようです。単位体重当たりの水分量を測定すると30歳以上の男子で60,6%同じ30歳以上の女子で50,2%であります。これだけ見ると男性の方が水分が多く若々しく見えますが?60歳以上のデーターを見ると、男性は51,5%と9,1%減少します。女性は45,5%と4,8%の減少です。男性の場合倍近い割合で、男性の水分が減ってしまうのです。つまり60兆個の細胞の生息圏が小さくなり老化が進むということです。どうも老化の度合いというのは、男性は女性の倍のスピードで進むようです。同級会などで会うと、男性は「お前誰!」っていうぐらい変化している場合があり、笑い話ですが「○○先生でしたっけ?」なんて事もあります。しかし、女性陣には同年代では確かにわからないほどの変化はありませんよね!なぜ女性が男性より長生きするのか? は今後の研究の課題です。