|
カテゴリ:義憤
スウェーデンに利子を取らない銀行がある。「JAK銀行」でググって見た。
以下、ちょっと感動的な記述だったので、引っ張ってみたい。 利子というシステムがこの世に存在するため、地球環境がヒイヒイ言ってると思っている。難しいことはわからないが、ほんのさわりだけ引用。 …JAK銀行が主張するのは利子をとるということが経済の不安定性を引き起こすということだ。 利子が未使用資金を循環させるのに有用な機能を果たすことは認められる。けれども数多くの否定的な影響がある(詳細はマルグリット・ ケネディの「金利ともインフレとも無縁な貨幣」(PDF)を参照) すなわち長期には、利子は貧者から富者へと貨幣を移転させるのだ。借り手は短期には利益を得るが、最終的には、貸し手に当初借り入れたのよりはるかに多くの貨幣を払い戻さなくてはならない。商品やサービスには価格のおよそ30-50%にのぼる利子負担分が隠されているのだ。これは裕福な者たちによる国民への間接的な課税だ。 利子は短期の配慮に有利にはたらく。利子率を上回る収益率をもたらすプロジェクトのみが投資されるに値する。このことは大規模なプロジェクトを過大に評価しすぎることになる。つまり、ショッピングセンター、高速道路の新規建設、核施設などだ。 あるいはまた、長期に、低収益しか上げないプロジェクト(すなわち代替エネルギーやエコロジカルな農業、数多くの小規模プロジェクト)を犠牲にして有限の自然資源を使う短期に高収益をあげるような事業を重視させることになる。実質利子率が高ければ高いほど、プロジェクトからあがる収益が高ければ高いほど、投資されるべき価値があるというわけだ。 利子は一定の組み合わせで失業やインフレ、環境破壊を引き起こしている。 利子率の上昇は融資を受けて展開されるあらゆる事業にとって資本コストが上昇することを意味する。 金融上の負荷が増加するのを抑えるには(他の事情にして等しければ)、事業は、労働コストをカットするか(つまり、失業を悪化させる)あるいは価格を引き上げるか(つまりインフレ)、それとも同じコストでいっそうの産出高を効率的にあげようとするか(これは自然資源の枯渇を加速させるし、環境に対する負荷を増加させる)しなければならなくなる。 考慮されるべき別の側面は利子率が高くなるほど、それだけいっそう人々は、仕事が経済的に成り立つために、生産的である必要が出てくるということだ。 誰でもが等しく生産的であるわけではないので、高金利は生産的な仕事から多くの人々を除外する傾向をもつであろう。 したがって、JAK銀行の最終的な目標は利子をより無害なものにし、他のものに置き換えることにある… スウェーデン人に出来て、日本人に出来ないワケはないやろと思うんだが…。合理(ラシオ)と理性(レゾン)の力を侮ってはいけない!!(え?) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
October 14, 2007 09:51:48 PM
コメント(0) | コメントを書く
[義憤] カテゴリの最新記事
|