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カテゴリ:仕事
きょうは週刊東洋経済を買ってきた。だが、読む暇がない。
うちの会社はTOEICスコア500点を昇格要件に置いている。会社の試験って、不透明なものだが、TOEICスコアは冷徹なまでに透明だ。 ところが、TOEICスコアも絶対じゃない。TOEICには企業向け試験があって、そいつは会社の会議室で実施するのだ。 結果、カンニングをするやつが出てくる。 TOEICもTOEICだ。民間会社で実施させるのはいけない。実施する会社も会社だが。こうなるのは目に見えている。誰だって必死なのだ。 われわれだって困る。カンニングして昇格していく人間になにを期待すればいいのだろう。そんな人間を取り立てる会社に明日はあるのだろうか。 だからTOEICを会社で実施するのはよくない。いいことなんてなにもない。 さて、きょうは神州の泉が面白い。以下、デフレ下で行う増税や歳出削減が、いかに馬鹿げているか(小野盛司)と題する記事の導入部。 長引くデフレのお陰で、日本が急速に貧乏になりつつあることに気付いているだろうか。内閣府の発表によると、世界のGDPに占める日本の比率は1999年度の17%から2006年度9.1%に、つまり半分近くにまで下落した。かつて、世界一だった一人当たりの名目GDPが18位まで落ち込んだ。IMDの発表によれば、世界競争力は1989年から1993年まで5年連続で日本は世界一だったが、いまや24位まで落ちている。 滝実衆議院議員は質問主意書で、日本経済のこのような没落の原因を質問した。政府の答弁は次の通りであった。 『平成十年から平成十七年にかけて、世界の名目GDPに占める日本の比率が低下している主な要因としては、世界経済が順調に成長する中で、日本経済がデフレ状況にあったため、名目成長率が相対的に低かつたことなどが挙げられる。政府としては、これまで、各年度の「経済財政運営と構造改革に関する基本方針」や「構造改革と経済財政の中期展望」等に基づき、適切な経済財政運営に努めてきた。』 要するに、デフレのために日本経済が没落したが、政府は「適切な」経済財政運営を行ったのだそうだ!?世界中でデフレに苦しんでいる国は日本だけだ。デフレでは、お金がブラックホールに吸い込まれるがごとく、どんどん消えていき、国がどんどん貧乏になる。なぜ、日本だけが貧乏にならなければならないのだろうか… 国債は日銀が買い取る。それでええやないか。規律のある通貨であるユーロが高くなって、やがてドルに取ってかわる。財務省は、アジア共通通貨構想に備えて、規律を求めているんだろうか。円は国際通貨たりえるか?もはや、それどころではあるまい。 今夜は冷える。最低気温がマイナス11度。他方、あすの日中、最高気温がマイナス4度。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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