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カテゴリ:新聞
新聞を読んでいると表題のような趣旨の記事(投稿)があった。ハーバード大の准教授の書いたもので、日本は市場と米国社会をちゃんと理解していないという。
米国は立派な非営利の経済社会基盤がある。慈善活動も盛んだし、個人の尊厳を大切にする個人主義が発達している。 日本は米国のような非営利福祉社会ではないし、個人の尊厳を大切にする風土もない。こんな国柄なのに、いきなり市場主義に走るのは無謀だみたいな議論だ。 まずはセーフティーネットを。 要は、アメリカを誤解するなと主張する。 他方、週刊東洋経済の記事には、「北欧はここまでやる。格差なき成長は可能だ!」と大見出しが走る。個人的には、和をもって尊しとなす日本にあうのは、こちらだと思う。 ところで、天木直人のブログが熱い。数日前の記事だが、円は今やローカル通貨と言い放った元財務官僚から終わりの数パラグラフを。 …事は円の凋落だけに限らない。戦後我々の先輩が、そして我々が、日本株式会社の一員として汗水たらして築きあげた日本の復興、発展が、あっと言う間に、多くの国民が生活に苦しまなければならない日本に逆戻りしてしまった。ついこのあいだまで世界一、二を争う経済大国だと聞かされてきた日本が、いまや十数位に転落してしまった。 それは決して我々国民のせいではない。我々が怠けものであったり、無能であったという事では決してない。間違いなく為政者の失政の責任である。その責任の所在を追及されることは決してない。誰も取ることなく、現役をしりぞいてもなお特権を享受し続けるこの国の支配者層における 競争の欠如、談合体質こそ、日本をだめにした原因であるのだ。 明日を担う若者たちよ。古い世代を乗り超えよ。自分の生活は自分で切り拓くという気概を持て。間違っても自分自身を殺して体制に従順であった先輩たちに追従する愚をおかしては行けない。自主・自立した生き方は決してなまやさしい生き方ではない。しかしその生き方こそ自分を救う唯一の道であるのだ。世界中の国民が皆そうして生きているのだ。それは自分を解き放つ事である。君たちの手で日本を蘇生させることでもあるのだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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