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カテゴリ:タブー
昨日はメンテナンスで書けなかった。
Japan is the next sub-prime flashpoint There is still $300bn of bad debt out there, and Japan could be hiding most of it. Ambrose Evans-Pritchard reports 日本には30兆円の債務がまだ隠されている。副島隆彦の学問道場の掲示板を読むとみずほ銀がかなりやられているとある。 まあ、金融はともかくものづくりの現場は関係ないけどね。原材料の高騰はきついがBRICsは好調だし。GDPの50%を占める個人消費さえしっかりすればなんとかなる。 経済政策としてはこっちをなんとかすべきだ。 昨日、中田安彦「ジャパンハンドラーズ―日本を操るアメリカの政治家・官僚・知識人たち」(日本文芸社)を読了。 米国のジャパンハンドラーズと日本側のカウンターパートの図式(リスト)を描き出している。当然、国際金融資本の存在も意識されていて、新生銀行がロスチャイルドやロックフェラーによって買われたさまもしっかり記述されている。 あと、冷戦時代にナベツネと中曽根が日本側のカウンターパートだったのが、21世紀に入って世代交代が進んだこともわかった。竹中、宮内、孫が新世代のカウンターパートであって、竹中のいやらしさは目立ちすぎたが、それ以外も政府の審議会などでしっかり露出している。 それでも心配しない。というのは、BRICsの躍進で日本たたきも終わるやろと思われるからだ。いまは米国は、日本だけをターゲットにしている場合ではなくなった。 ちょっと遅すぎた感じがするが、もっと取り上げられて良かった本だと思った。繰り返し参照すべきリファレンスとして重宝する本だ。 それにしてもいまの生活とは関係ないな。学生時代にもっとやっとくべきテーマだった。完全に素通りしてたからね。否、ものごとをはじめるに遅すぎるということはない。 本山美彦の京大の最終講義を聴いた。 上山安敏の授業が面白くて、2年続けて受けた記憶があるが、アカデミズムでは、ギリシャ哲学やニーチェ・マルクス思想といった古典をベースとして、自分の頭で考えた上で、自説を展開するのを思い出した。 いずれにしても西洋近代主義(ロゴス)がベースになっているのだが、それに収まらないものを志向している。本山美彦が科学ではなくポエジーで締めくくっているのも同じことだ。 知的な刺激に満ち満ちていたが、ちょっと録音状態が悪かった。大学に残ってやっている奴らの「授業」を聴いてみたいものだと思った。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
February 17, 2008 09:32:25 AM
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