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カテゴリ:タブー
うちの会社、55歳で役職定年だったが、人材不足で56歳に延長した。しかし、不足が解消されないので、役職定年制度を廃止しようとしている。これで旨味を味わおうとする人間も出てくるわけで…。他方で、OLを派遣に置き換えて経費節減しようとしている。近隣の事業所で、年末来2人のOLが連続でいじめによりやめている。タフでなければ生き残れない。それがいまの日本社会だ。
数日前のオルタナティブ通信より。 …スパイ工作ではなく、日本とロシアの貿易交渉に使われる事になった。 プーチンは原油・天然ガスを日本に売り込みたいと考え、その貿易交渉を日ロ議員連盟の代表である森と共に、今年1月、まとめ上げた。なぜかプーチンの「親友」山下が、その貿易交渉には同伴していた。 日本が米国経由以外から原油を調達する事は、米国ロックフェラーにとって「許しがたい」ことであり、だからこそ森が首相の当時には、徹底的な森叩きがマスコミで行われた。 しかし、既に日本の首相のキングメーカーになった森は容易には潰せない。 ロシアからの原油調達に逆上した米国は、米国筋の東欧・ロシア石油業者を使い、圧力を加え、山下を国際柔道連盟の理事会から追放した。 かつて、ロシアからの原油輸入に動いた元自民党議員・鈴木宗男は、CIAの手先・東京地検に逮捕され、潰されてしまった。 今後、森のスキャンダルが出、森ツブシが始まるかどうか注視したい。 とりあえずはタンカーで原油・ガスを運んで来る形であるが、北海道へのパイプライン建設が軌道に乗るか、が今後注目である… 以下、ある本のカスタマーレビュー。和をもって尊しとなす、日本はアメリカを目指してはいけない。なんという本かはいずれ。 1 人中、0人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 ディストピアとしてのアメリカ, 2008/2/13 By もなか - レビューをすべて見る 食、医療、教育、生活の様々な局面で怒涛のように押し寄せる変化にひとたまりも無く流されるアメリカ人たち。戦費をまかなうために年々カットされて行く社会保障。給食補助を受ける子供たちに与えられるのは高カロリーのファストフード。貧困層の高肥満率は医療費増大の原因でもあるが、自衛のための高額な医療保険もいざという時には役に立たず、たった一度の入院で破産する者が続出する。彼らを最終的に待ち受けるのは戦争かさもなくばホームレス。グローバリゼーションの波の中では超大国の国民といえども、成長に寄与しないとみなされた者にはあまりに冷酷な現実しか用意されない。 印象深いのは永住権を持つ日本人としてイラク戦争を闘った若者の言葉。「アメリカが自分から奪ったのは生存権。」 日本はこの道をたどる愚だけは犯してはならない。 このレビューは参考になりましたか? (報告する) 5 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 選択された市民の声の説得力, 2008/2/11 By おいちゃんGT "おいちゃん" (東京都国分寺市) - レビューをすべて見る 渾身のルポ。 著者に感謝! 本書で取り上げられた一般市民の声が、アメリカのマジョリティなのか? 著者の意図に合う声を選別して挙げているのだろう、という批評が予想される。 本書が提示する事実のキーポイントは、"新自由主義"は決して歴史の篩いにかけられ、生き残ったものではなく、レーガノミックスから産声を上げ、ブッシュ政権下で強力化された、実験的な経済システムであるということだ。 この実験の特徴的なアウトプットが、著者が選択した市民の声なのだ、と自分は理解した。 現在起きている現象(格差の拡大。貧困層の軍隊リクルートによる、実質的徴兵制、等)を、単に提示するだけでなく、経済政策との関係性で説明することで、選択された市民の声に、説得力を持たせる事に成功している。 反米思想の偏った本だとの評判で片づけられる事を、絶対に阻止しなければいけない本である。 その意味では、題名に一工夫欲しかった。(それで星を減らそうかとも思ったが、それで著者の努力を阻害する結果になってはいけない。 ということで星5つ。) このレビューは参考になりましたか? (報告する) 3 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 充実した取材で米底辺社会を描く, 2008/2/9 By 革命人士 - レビューをすべて見る とにかく、新書にはもったいない高品質なルポルタージュ。肥満と教育、医療保険、募兵。今のアメリカを体現したテーマを、多くの人に取材して執筆した。格差社会に苦しむ人の声を多数伝える。 1ヶ月の小学校の給食メニューが載っているのだが、ポテチ、ハンバーガー、ピザとジャンクフードだらけ、コーラも校内で売っているのだという。 高校生対象の新兵勧誘では驚いたのだが、大学に行く時はお金を出すというのだが、実際支給されるのは希望者の3分の1程度だという。 1番許せないと思ったのが、大病院。マイケルムーアの「シッコ」でも相当腹が立ったが、とにかく、アメリカの医療保険会社には人命への畏敬の念がないとしか思えない。また、株式会社化した巨大病院グループはほかの病院に比べ、1,5倍のコスト削減に成功しているにもかかわらず、治療代はほかの病院より8%も高い。コスト至上主義のあまり、妊婦が日帰り出産をしたり、注射針を使いまわしたりという信じがたい状況が起きている。これを読んでいると医療への経済競争導入はやめたほうがいいだろうという気になった。 各章、インタビューとニュース、統計がよく練りこまれていて、非常に質の高いルポになっている。米国に関心のある人は必ず読んで損はないと思う。 このレビューは参考になりましたか? (報告する) 4 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 日本が進むべき道, 2008/2/6 By あこ "ako" (愛媛) - レビューをすべて見る 格差社会アメリカの負の側面をこれでもかというほど描かれている。 特に最近シッコでも話題になった医療保険については凄惨な状況である。おちおち風邪も引けないんじゃないだろうか。 軍のリクルーターの話もアメリカならではなのか興味深い。さらに驚いたことはアメリカには民間兵がいたという事実。 日本はアメリカに倣うべきではない。 このレビューは参考になりましたか? (報告する) 18 人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 政治は生活に直結しています, 2008/1/28 By もりのくまさん (大阪) - レビューをすべて見る 日本とは比べ物にならない国力を持つ国アメリカ合衆国。その実態は現在の日本と変わらん、むしろ苦しいということがよくわかる一冊です。自由競争原理の美名のもと、富裕者に政治の下駄を預ければこうなります。いってみれば、より欲の皮の突っ張った方の意見を採るということですから。のほほ~んと政治に無関心を続ければ、酷い事になるということをもう少し多くの日本人に気付いてもらいたいです。いや、マジで。知名度だけでタレントを知事に選出する大阪からのレポートでした。 このレビューは参考になりましたか? (報告する) 5 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 これがアメリカの実態とは・・・, 2008/1/25 By しげもり (広島県) - レビューをすべて見る 私が遅いだけだが、読んで驚愕の事実があった。一般的日本人のアメリカ像は、資本主義のさきがけで、世界一の政治・経済大国、自由主義、平等主義という良いイメージが多く、国民も自由に繁栄を謳歌していると思いがちだ。しかし、その大国で深刻な格差が生じている。それは、日本以上で、信じがたいものが多い。 まず、公的医療制度が機能してないこと。盲腸にかかっただけで、実負担が100万円を超え、出産費用も150万円を超える。中流階級以下の人は、自分で医療費をまかなえず、一度病気にかかると借金が増え、最終的には払えなくなる事態に陥っている。国民は、うかうか病気になれないし、病院も気軽に使えない。 そして、若者や移民の雇用問題。大学をでても、就職がなく、派遣社員に、そして、兵隊になっていく実態が分かる。学生の多くが、奨学金やカードの借金を抱えており、それを返す当てがない。そこで、学費や借金をなくすということを提示して軍への入隊をすすめる。その説明も中途半端なものもあり、長期入隊となる。さらに問題なのが、傭兵が不本意にイラクへ派遣されていく。 アメリカンドリームとは聞こえはいいが、それを享受できるのは、一部の人間だけだ。多くのアメリカ国民は、貧困にあえぎ、中流階級でも何がきっかけで転落するのわからない。9.11以後、情報統制も厳しくなり、生活は息苦しくなるばかりでもある。著者は、それは、日本の将来の姿かも知れないという。これからの生活を考えさせる本だ。 このレビューは参考になりましたか? (報告する) 24 人中、21人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 アメリカ追随で本当に日本はいいの?, 2008/1/24 By alto (東京都) - レビューをすべて見る そんな疑問を感じさせる本。大手マスコミや新聞を賑わすのは、米国を表面的に見ただけの肯定的な意見ばかり。そんな中、朝日ニュースター「ニュースの深層」サブキャスターで「デモクラシーNOW」の解説者でもある堤未果さんの最新刊がこれです。 相次ぐ民営化、貧困と格差は後に何を市民社会にもたらすのか。イラク戦争は民営化された戦争だった。サブプライムショックで右往左往する新聞ではなく、その背後にそもそも何があるかを誠実に取材したルポです。ワーキングプアはアメリカが先進国です。OECDの貧困率でもアメリカは1位、日本は2位ですから。医療や教育、平和など様々な日本の問題を考える上で参考になる一冊。オススメです。 このレビューは参考になりましたか? (報告する) 最後に、株式日記と経済展望が実に面白いので、引用。 …外務省に限らないのですが、中国の毒入りギョーザ事件も自衛艦の漁船沈没事件も担当職員の緊張感がなさ過ぎて防げなかったのであり、連絡も遅れがちだ。普段から仕事をしないのが仕事だから緊張感もなくなってしまうのでしょう。外務省はスパイが仕事であり、防衛省は戦争が仕事だ。しかし日本にはスパイも戦争も関係がない。外務省も防衛省も予算を食うだけの無駄な役所だ… さあ、ひよこの1日1問をやって、風呂入って、寝る。中田安彦「世界を動かす人脈」(講談社現代新書)を読む暇がない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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February 20, 2008 11:00:12 PM
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