|
カテゴリ:タブー
神州の泉はいつ読んでも熱い。ブログ内人気ランキング2位の清和会の手綱は誰が握っているのかの一部を抜粋。
…そこで、この四代にわたる清和会歴代政権に顕著に共通するものは何か。それは徹底した対米隷属であるということだ。特に小泉政権以後はメディアは完全に与党に掌握された形となっている。植草さんの捉え方を参照すると、ネオリベ政策まっしぐらで格差拡大を増強し、旧田中派の牙城である郵政、道路、住宅金融公庫等の民営化を進めた。植草さんは民営化することで利権構造が社会の見えない部分に潜在化したと言っている。このために国民には利権の動きが見えにくくなった。この動きの背景にはアメリカがいる。福田総理の父である福田赳夫氏のボスは極東国際軍事裁判で免責された岸信介元首相であり、この時期から対米隷属構造は出来上がっていた。東京裁判史観とは対米隷属史観のことである。 植草さんによれば、過去20年間、米国が熱い情熱を傾けていたのは1500兆円に及ぶ日本の個人資産の獲取であり、郵政民営化はその最大の結実であったと言う。彼の読みによると、2010年までは米国にとって、日本は大きな果実の収穫期に入り、これが終わるまでは超親米的な政権が継続するという。私もこの読みに賛同する。もし、民主党に政権交代が起きても、米国の対日姿勢に大きな変化が起こるとはとても思えない。左翼と保守が徒党を組み、凌雲会が恒常的に反動勢力となっている民主党は屋台骨が常にぐらついている。この思想なき党に米国の対日工作がまともにかかったらひとたまりもないだろう。唯一の希望は平沼さんを中心とする郵政造反組の躍進である。 冒頭に説明したように、植草さんは国家組織や大衆メディアに包囲されている。それらを裏からコントロールしている首謀が清和会と無関係ではないと言えるだろうか。少なくとも郵政民営化選挙を見る限り、メディアは彼らに掌握されているように見える。彼らのそのような買弁姿勢を見れば、植草さんを目の上のたんこぶとして考えたとしても何ら不自然なことはない。彼らは日本を対日「年次改革要望書」に従って改変し、富の極端な傾斜配分(超格差社会)を行い、国富を米国「奥の院」に貢ぐシステムを構築した売国勢力たちである。風の噂では、シティバンク・グループは巨大な郵貯銀行のM&Aを狙っていたと言うが、これがサブプライム・ローン問題の波及で一時的に頓挫している状況にある。しかし、後を追う巨大国際金融資本はあるだろう。今の米国の金融危機を一つの神風として、政府が保有する持ち株会社日本郵政の株式や、日本郵政が持つゆうちょ銀行、かんぽ生命保険の株式の売却を当面凍結することが焦眉の急であろう… 要するに民営化は「プライベート化」つまり私有化だから騙されるなよと。日本の国富を収奪する米国の「奥の院」とは、イルミナティやビルダーバーガーなど富裕層のことだろう。もちろん、ロックフェラーも含むんだろうが。 麻薬組織や軍・諜報機関などお呼びでない連中の工作活動に積極的に関与していく、日本側のエージェントを神州の泉をはじめ民族派ブロガーは徹底糾弾する。というか、戦後の米国による価値観の押し付けに根っこのところで彼らは反応しているんだよね。なのに清和会を糾弾するということは、一見民族派同士のいさかいに見えるが、そうではない。民族派の衣装をまとってはいるが清和会というのは、その売国ぶりからわかるように民族派でもなんでもない。ひょっとするとこれこそが、日本を守るのに右も左もない、なるスローガンが出てくるゆえんなんだろう。政治系のブログにはそういう空気が充満している。 話は逸れたが、実際、政治家とか、電通とか、CIAのばら撒く金に群がってきたんだと思うよ。工作活動にもいろいろあるが。だいたいこういう見立てで、ものごとを眺めていくと10年後には、立派なブロガーになる。しかし、それが自分の望む姿かというとちょっと違うような気もするけどね。 いま、春山昇華「サブプライム後に何が起きているのか」(宝島社新書)を読んでいる。 ドルの下落により、産油国は、通貨のドルペッグ制を廃止するかが注目された。しかし、原油高によって手にしたカネをSWF(国富ファンド)によって運用することにした。それによって、ドル下落による購買力低下を補うことにした。とりあえずは。 そもそも先進国はいまが買い時だと踏んだわけだ。過去には買おうと思っても拒否されてきたのに、いまは状況が180度違って、感謝されもする、つまり、恩を売っておくこともできる。 ドル離れは徐々に進んでいくに違いない。リスク分散のためには仕方がないことだからだ。米国債よりはSWFのほうがずっと自由度が高い。日本も米国債を買うのはもうお終いにしてもいいと思うが、どうなんだろう、実際のところは。従米路線転換のときだと思う。 こういう話は、生活に多かれ少なかれ、影響のある話だから実際的でいい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
April 18, 2008 11:04:02 PM
コメント(0) | コメントを書く
[タブー] カテゴリの最新記事
|