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カテゴリ:タブー
5日からワシントン郊外でビルダーバーグ会議が開催されている。出席者のリストも出回っている。BILDERBERG 2008 ATTENDEE LIST。確かに、メディアはまったく報じない。しかし、各国の元首クラスの集まりでもないし、毎年開いているルーチンなんだし、ニュースバリューが低いとは言えないだろうか。おまけに会議の内容は明らかにされないんだろ?だったら無視するしかないわな。
そもそも欧米の財界人を中心にした集まりにどれほどのパワーがあるのか。BRICsやVISTAといった新興国の発展が世界経済を牽引するトレンドはこれからも拡大していく。ところが、日本のメディアだって、中国・インドは目配りできてもロシアやブラジルの動向までフォローし切れていないし、ましてやVISTAとなると一般にはわけがわからない。ビルダーバーガーにしたって同様だと思う。 どっちにしたって、ソロバンをはじくことはあっても、社会的公正や正義とは無縁の話をしているんだろうね。胸くその悪い話である。非常に不愉快だ。経世済民を忘れた経済など無意味。こういう趣味の悪い連中はエスタブリッシュメントとは言わない。カネに囚われた奴隷に過ぎない。 ビルダーバーガーがなにかをしでかすわけでもあるまい。彼らは全能ではないのだ。意外な展開というのは、カオス理論で説明がつけばまだいい方だと知るべき。いくらビルダーバーガーといったって、森羅万象を制御できるわけがない。われわれとしては、なにが起ころうとも生起する事態に柔軟に対応する。インプロビゼーションで行こう。 問題はだれもがわかっている。ドル刷り放題のシステムが耐用年数を過ぎた。ドルがどこまで暴落していくか、石油の決済をドルで行うのは限界に来ているということだ。もちろん、ビルダーバーガーに解決能力があるとは思えないし、解決を期待するのも間違っている。だったらなんなんだよ、ビルダーバーグ会議ってのは。やはり、不愉快だ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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