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カテゴリ:闘魂
●堤未果「アメリカから<自由>が消える」読了。ブッシュJrのときの「愛国者法」は悪法だと思っていたが、「No Child Left Behind法」に至っては、ブラックジョークの様相を呈している。落ちこぼれを軍隊に放り込めば、問題は解決するというのだが、これが彼の国で実際に起こっている話だと知って、呆然となった。なるほど、ときどき、オバマ=ナチスだという主張をブログなどで見て、ピンと来ないどころか、なにをバカなことを言ってるんだろうと素通りしてきた。堤氏のこの著作を読んで、バカなことが本当に起こっていると知った。彼女は相当のリスクを背負って、いわば身体を張った仕事をしている。
●さて、例によって、感心した記事を紹介する。(●印でコメントを挿入します) http://www.asyura2.com/10/hasan69/msg/633.html 投稿者 shiryu星 日時 2010 年 9 月 02 日 15:23:41: lZ5uA5QqjwzmM 新100$札・米国の若年層失業率26.1%時代に、日本は打ち出の小槌!(伝家の宝刀 無限の金策)準備メッセージが提示できるか? 岩上安身オフィシャルサイト (切り貼りはじめ) …具体性の無い戦略など机上の空論・絵に書いた餅です。こんなの官僚の作文です。具体的な戦術構想を国民に示せる範囲で提示してほしい。 個人的には、財源に紙幣発行・打ち出の小槌を使用します!と言ってくれれば 一安心なんだけど。 どだい倹約無駄削減 入れ替えですべての財源が十分確保できるとは思えないし、打ち出の小槌を段階的に使用する決断さえはっきりしていれば、少なくとも財源の心配や破綻の心配は不要なわけで、あとは必然的に景気の「気」は上向いてくるはずです。 要は、マーケットに対し、やるときゃやるぞ!打ち出の小槌!(伝家の宝刀)って(要するに経済財政対策に・為替対策に・雇用対策に無限の資金が投入する準備はあるよ)ってメッセージが政策の戦略として認識されれば十分でしょう。バーナンキはどうも2011年2月に新100$札刷りまくって、企業支援に、証券(株券・国債・債権)を買い漁ろうとしているようですし。 日本の場合は国民に200兆円程配っちまえばいいわけです… ●中国が新札を出す話は、前回の記事で引用しました。米国も新札ですね。どこかで読んだんですが、日本も臨時の新札を期限限定付で出すといいとありました。森野榮一氏のブログでは、米国はすでにクーポンが出回っているとあったような気がします。国際戦略コラムでは、BI(ベーシックインカム)の話が出ていました。ゲゼリアン待望の究極のマイナス利子が検討されているとも。個人的には、電子通貨とポイントの互換性を保障してもらいたい。ケータイのポイントなど結構無駄に期限切れになっているので。 しかし、そのくらいのことやらないと、この難局は太刀打ちできないと思っています。 大波はこれから来る可能性が日増しに強まっているようですから、磐石の体制・準備が必要です。今日のTHE WALL STREET JOURNALに 米国の若年層の失業率は26.1%、16~24歳の若者のうち仕事に就いていたのは半数未満、55歳超で就業中ないし求職中の人は40%超。って出ていたけど。世界の現状を政府はもっと切実に危機感を持つべきだと思うね。 アメリカが今やっていることは、これからおこるであろうことの準備を着々と進めているわけで、日銀はバーナンキの爪のアカでも煎じて飲むべし。(ただし、彼らの救済対象はあくまでエクセレントだけ)そこを日本は真似ちゃいけない。備えあれば憂いなし。 ) なにやら、先日の日銀の追加措置に対して、直後ルース大使からのちゃちゃが入ったような話聞きますが?(なんなら ルースさんに日銀総裁やってもらうという手もありますね?w) ●フォーブスによると、アジアの中小企業200にランクインしていた、日本の中小企業は昨年の24社から今年はたったの2社に。もちろん、圧倒的なのは中国の動きだけど、アジア内の競争が熾烈になっていて、日本の力は相対的に自然減しているのだと素朴に感じた。自民末期に各都道府県に飛行場を最低1つ作ってなんて、ばかなことをやっていたけど、ほんとこの国には戦略がない。飛行場がたくさんあれば、敵国からは攻めやすいけどね。あちらこちらに飛行場があって、どこからでも攻めることができるんだから。なにを考えているのだか。以下、以上の記事のコメントも切り貼り。 (切り貼りはじめ) 05. shiryu星 2010年9月05日 13:23:17: lZ5uA5QqjwzmM: dSZR7EKq7I 01さま 少し考えていました 少し整理しますと。 政府 -> 政府関係機関 -> 企業 -> 家計 この流れ(ローテーション)でお金が曲がりなりにもバブル崩壊までは おこぼれ程度に回っていたわけです。 そのお金の流れを 自民党 小泉政権は 政府(日銀) -> 政府関係機関 -> 大企業 という お金の流れ(ローテーション)に変えてしまったわけです。 法人に対する税制優遇措置・消費税により国民から大企業にちょうど同額程度200兆円のお金がそっくり移し替えられた結果と重なります。 累進課税制度における富裕層の優遇政策は 再分配の改善政策がないため( 所得税累進課税・遺産相続税 )お金が動きません。 国債の積み重ねが 累積900兆円になったと、日銀・財務省は もともと借金でもないお金で国民を脅しています。(バランスシートそのもののあり方が問われている為 ここの整理なしに論じても意味はありません。 政府(日銀) -> 政府関係機関 の体制下では、ここのループエリアにじゃぶじゃぶお金が滞留していても意味などありませんし、国債発行で痛くも痒くもならないのは金融機関とその恩恵をこうむる一部の大企業だけです。 ですから・政府(財務省)が財務・金融政策として介入しようが、日銀が為替介入しようが 政府(日銀) -> 政府関係機関 -> 大企業 ここのお金の流れを変えなければ意味がないのです。今の財務省・日銀・政府にそれができるでしょうか? 小耳に挟む金融・財政政策としては、無利子国債・新型オペ・国有資産の証券化・日銀法の改正による(または改正しないままの)政府紙幣発行・01さんのおしゃられる臨時通貨としての日銀券・・・・他にもいろいろ戦術はあると思うのですが。 現在のお金の流れを 強制的に 政府(日銀) -> 家計 の流れにいったん還流するには、無利子国債・新型オペが有効だとは、とても考えられません。 マーケットはそんなてこ入れが何の役にも立たないことはよく理解しているはずです。 03さんのおっしゃられるように、<GDPギャップがある、という状態は、国民が作り上げた経済力を国民が享受できない状態ということです。 どうも政府から聞こえてくる財政・金融政策はここに触れたがる様子が見えてこないのです。ならば・・・( 800兆円(900兆円)の国債を日銀が買ったらいいんです。そしたら もう終わり! )と藤本氏の言う戦術が一番てっとり早いと考えます。別に歴史上過去にもやってきたことですし、FRBがやっていることを(ただし政府(FRB) -> 政府関係機関 -> 大企業)のエリア内ですが)それと同じことを( 政府(日銀) -> 家計)で やったとしても問題はないでしょう。 小沢氏は 地方交付税のありかたで、このお金の流れを生み出そうとしているのでしょう。 01さんのおっしゃられる 臨時通貨としての日銀券 は臨時の新紙幣による対策として十分有効でしょう。しかし問題は 政府(日銀) -> 家計 このルート又は、完全に壊れてしまった 政府 -> 政府関係機関 -> 企業 -> 家計 このルートを回復させるものでなければ、意味はありません。 現実問題として政府・財務省・日銀のテーブルには他にどんな戦術がのっているのか? 与党・野党含めた戦術提案にどのようなメニューがあがっているのか?一般庶民には、よくわかりません。 もしどなたか 財務省・日銀・政府の内部情報に詳しい方おられましたら、是非教えて頂けましたら ありがたいのですが。 ●庶民はバカじゃない。嗅覚は鋭いんだって。先般、本屋で岩井克人「貨幣論」が目に付いた。手にとってさっと見たが、しんどそうなので、手にあまると思った。エスタブリッシュメントの仕事は学説紹介にすぎなくて、現実の用を成すかどうかは、あまり問われないし、説明責任もなく、言葉に責任が伴わない。上記のように素人は素人なりに、考えているものであって、いかにも自分の頭で考えてますと言う感じがして、好感が持てる。とにかくわかりやすい。 ●さて、公務員に、電子地域通貨を支払うことにすれば、一気に財政の再建も解決するような気がしますけど、どうでしょうか。電子通貨って、要するに、ハイエクのフリーバンキングシステムだと思うんですけど。英米で歴史上実際に存在していた…。日本でもありましたよね。 以上のようないろいろな考え方があるし、これから欧米が断末魔に耐えられずにもんどりうってどんな仰天政策に打ってでるか、草食系の日本は、じっくり、後追いすることですね。もうなんでもあり、その気になれば、なんだってできるんだという感じですね。そう考えれば、ラテン系のノリで行かないとやってられません。年齢的にはきつい感じではありますが。 冒頭の堤未果氏はFACEBOOKで友達承認していただいて、小生もあちらでも徹底的に言論勝負していきます。英語のハンデはありますが、ネイティブ以外は大勢いるので言い訳にはなりません。では。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
September 5, 2010 10:48:41 PM
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